【坂本勇人】大先輩の助言を胸に「締まりのあるスイング」取り戻そうともがく/連載2

プロ18年目、巨人坂本勇人内野手(35)が6月26日に出場選手登録から抹消されました。新人時代の7月、9月以来となるケガではない再調整での抹消。今季はここまで61試合に出場し、打率2割4分3厘、4本塁打、18打点と本来の姿とは遠ざかっていました。ファーム合流初日の6月27日は練習後に「正解がわからない」と吐露。ミスター赤ヘルからの金言を阿部慎之助監督を介して授かりました。巨人取材班は坂本復活までを密着していきます。

◆坂本勇人(さかもと・はやと)1988年(昭63)12月14日、兵庫県伊丹市生まれ。青森・光星学院で06年春の甲子園に出場。同年高校生ドラフト1巡目で巨人入団。12年最多安打、16年首位打者、最高出塁率、19年リーグMVP。ベストナイン7度、ゴールデングラブ賞5度。13、17年WBC、15、19年プレミア12、21年東京五輪の日本代表。登録抹消前までプロ通算2162試合に出場し、史上12位の2375安打。451二塁打は史上2位。292本塁打、1022打点。186センチ、85キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸6億円。

【6月28日=ファーム合流2日目】不快指数の高い室内でティー打撃

ジャイアンツ球場周辺は午前10時ごろは1時間の降雨量12ミリの大雨だった。坂本は、室内練習場でスイング軌道に意識を置きながらティー打撃を繰り返した。

8の字でスイングをした後は、金属バットに持ち替えた。「カ~ン!」とプロ野球の現場では耳なじみのない打球音が響いた。

「しんどい…。じめっじめっ」。どんよりした空気に湿度と不快指数が高かった。正面、スローボールのティー打撃で振り込んだ。

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