【日本ハム進藤勇也】筑陽学園から5年…「全く別物」甲子園デビュー回顧録/連載61

日本ハムのルーキー進藤勇也捕手(22)が、6月18日の阪神戦(甲子園)で1軍デビューを果たしました。大学日本代表時代からバッテリーを組むドラフト1位の細野晴希投手(22)とそろっての出場で、将来の活躍を予感させるプレーを披露しました。打撃では3打席安打がなく、同27日に出場選手登録を抹消され、2軍で新たなスタートを切りました。今回はデビュー戦を振り返り、持ち味の強肩のルーツや、扇の要として試合中に考え続けていること。進藤だからこそ知り尽くす盟友・細野の繊細な一面を語ってくれました。

プロ野球

◆進藤勇也(しんとう・ゆうや)2002年(平14)3月10日、福岡県出身。福重小3年で福重バスターズでソフトボールを始める。ポジションは捕手。内浜中時代は糸島ボーイズで全国大会出場。筑陽学園に進学し、3年春のセンバツで8強、夏の甲子園は初戦の2回戦で敗退。上武大に進学後、2年で全日本大学野球選手権4強、3年の全日本大学野球選手権で準優勝し敢闘賞を受賞。侍ジャパン大学代表。23年のドラフト2位で日本ハムに入団。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1100万円。

■「気持ち的にもふわふわしてる状態だったんですけど」

――1軍を経験して改めて感じたことはありますか

ゲームの緊張感だったりとか。球場の雰囲気であったりとか、そういったところを経験できたのはものすごいよかったのかなとは思いましたね。

――プロ初出場が甲子園。しかも大学時代からバッテリーを組んだ細野との出場は特別だったか

もちろん初めての出場っていうところもありましたし。細野も初めてというところだったので。ちょっと特別感はありましたけど、ゲーム前はものすごく緊張していましたし。

結構、気持ち的にもふわふわしてる状態だったんですけど、ゲームの中ではいつも通りやることをしっかりやっていこうっていうのは、細野と常にコミュニケーションをとってるので。

細野もそれに答えてくれて、ゲームも僕としてもいつも通り考えられて。いつも通りゲームに入れたのかなとは思います。

――細野は吐きそうなくらい緊張していたと言ってましたが、進藤選手も緊張が

ゲームに入る前も、すごく緊張してましたね、初回であったりとか。初回終わったぐらいからは、比較的いつもの緊張感の中でやれました。

■「バッティングに課題は全然あるので」

――1軍では3打席ヒットが出ませんでした。感覚としてはいかがでしょう

そうですね。1軍のピッチャーと対戦して、ああいう雰囲気の中で打席に立てたことは良かったのかなと思いますし。バッティングに課題は全然あるので。そこはどんどんつぶして克服していきたいなと。そこを継続して1日1日やっていきたいなと思います。

――甲子園は高校3年の19年夏以来でした

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野球

黒須亮Ryo Kurosu

Tokyo

1998年5月、茨城県古河市出身。23年入社。古河三高から2浪の末、「おもしろそうだから」という理由で出願した立大文学部キリスト教学科に入学できた。ゼミは「キリスト教音楽論」。立大野球部ではDeNA中川颯投手が2学年上、楽天荘司康誠投手が同期。リーグ戦出場には遠く及ばなかったが、現在プロや社会人野球で活躍されている選手やマネジャーと過ごした4年間は貴重な時間だった。趣味は母がオペラ歌手だった影響から舞台観劇。また、幼少期からMLBが大好き。24年5月にドジャース大谷翔平投手と同じマットレスを購入するなど、とりあえず形から入る。