【オリックス平井正史投手コーチ】離島・九島育ち「やっぱりデカいなぁ」/ 連載11

阪神甲子園球場が24年8月1日、開場100周年を迎えます。野球人にとって、聖地はどのような舞台だったのでしょうか。「8・1甲子園100周年~甲子園と野球と私~」と題して、聖地にゆかりのある12球団の選手、関係者に12回連載で語ってもらいました。11回目はオリックス平井正史投手コーチ(49)。

プロ野球

◆平井正史(ひらい・まさふみ)1975年(昭50)4月21日、愛媛県生まれ。宇和島東3年で甲子園春夏連続出場。93年ドラフト1位でオリックス入団。95年には15勝5敗27セーブで優勝に貢献。最高勝率と最優秀救援のタイトル、新人王も獲得した。02年オフに山崎武司との交換トレードで中日に移籍。03年には12勝でカムバック賞。12年オフにオリックスに復帰し、14年限りで現役引退。通算569試合登板で63勝43敗、84ホールド、41セーブ、防御率3・31。現役時代は185センチ、97キロ。右投げ右打ち。

93年、甲子園に春夏出場

93年、甲子園に春夏出場

上甲・宇和島東の「冷めた高校生」

平井コーチは自らを「冷めた高校生だった」と笑って振り返る。

宇和島東(愛媛)3年の93年、上甲正典監督に率いられ、春夏連続で甲子園に出場。夏2回戦で桐生第一(群馬)に負けた時、土は持って帰らなかった。

世代屈指だった投手のプライドだろう。そんな少しクセのある青年にとっても、初めて見た甲子園は衝撃的。「やっぱり、デカいなあ」。センバツで訪れた印象をよく覚えている。

「ここが甲子園かと。あんなデカい球場、見たこともなかった。昔の松山球場だって小さい。甲子園に比べたらね。あの箱というか、スケール感。入る手前、ツタが生い茂ってる感じとかも。ああいうのを見たら感動しましたね」

本文残り70% (1329文字/1902文字)