【日本ハム水野達稀】祝復帰5503字!三塁打の捉え方など小兵の本音回答/連載85

右足首の負傷から復帰した日本ハム水野達稀内野手(24)のロングインタビューです。6月に右足関節外側靱帯(じんたい)損傷で離脱しましたが、8月6日楽天戦(楽天モバイル)から1軍復帰。今季は遊撃手として開幕スタメン入りを果たし、ケガで辞退はしたものの、ファン投票でのオールスター出場も決めていました。離脱中の思いや、後半戦にかける意気込みなどを聞きました。

プロ野球

◆水野達稀(みずの・たつき)2000年(平12)7月30日生まれ、香川県丸亀市出身。丸亀城西では3年夏に甲子園出場。高校通算27本塁打。JR四国では1年目から正遊撃手の座をつかんだ。21年ドラフト3位で日本ハム入団。昨季まで通算52試合の出場で打率1割4分4厘、0本塁打、6打点。今季は2年ぶりの開幕スタメンをつかみ、5月15日の西武戦(エスコンフィールド)でプロ初本塁打を放った。171センチ、75キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は950万円。

6月21日の楽天戦で、走塁中に右足首を負傷

6月21日の楽天戦で、走塁中に右足首を負傷

球宴無念も「シーズンの方が大事」

――離脱した1カ月、どんな思いだった

試合を見てると、やっぱり自分も戦力になりたいなと改めて思いました。1軍の舞台で活躍することが一番プロ野球選手として幸せなことだなと改めて気づきました。

――その間は上半身を鍛えたりは

あんまり変わったことはしてないですね。

――何か新しいことに取り組んだことは

特にないですね。治すのが最優先だったので。

――スイング再開はいつ

意外と早かったですね。鎌ケ谷行ってから1週間くらいで。バッティングだけは意外とできたので。

――野球がしたい思いが強くなった

シーズンを普通にケガせずにやってると、毎日当たり前にあるんで。ケガすると、できてたことができないっていう。

――右足はサポーターをしている

テーピングは巻いてます。特にサポーターはなしで。

――7月30日には24歳の誕生日でした

何も変わらないです。特別感、誕生日にあまり感じないので。祝ってもらってうれしかったですけど。そんなに変わることはないです。

――球宴に選ばれた時は

素直にうれしかったです。もちろん出たかったです。

――どんな割り切りを

シーズンの方が大事なんで。仕方ない結果かなとは。最初はちょっとショックでしたけど。オールスターのために野球やってるわけじゃないので。意外とすぐに切り替えられました。

5月11日ロッテ戦では、9回1死満塁の場面でサヨナラ打

5月11日ロッテ戦では、9回1死満塁の場面でサヨナラ打

3年目「やっとちょっと手応え」

――負傷前までは正遊撃手としてチームの躍進に貢献。リーグ序盤の活躍は想像できていた

想像っていうか、1軍で活躍するイメージっていうのはずっと、1年目からもってやってきたつもりなんですけど。今年は、なんですかね、想像だけじゃなくて、イメージとか、手応えとかも結構良くて。キャンプ中もそれなりに結果出てたんで。そういう意味では、3年目にしてやっとちょっと手応えをつかんだ年なんじゃないかなとは思ってます。

――2年前にも、開幕1軍だったが開幕後、なかなか打てなかった。その時の経験で生きていることは

それはもう、メンタル面だけっすかね。焦ってもいいことないって、あの時わかったんで。本当にもうメンタルっすね。

――ずっと焦っていた

めちゃくちゃ焦りましたよ。あの時、確かなかなか…15、17打席目…16打席目ぐらいに(実際は19打席目)やっと(打てて)。打てないまま(2軍に)落ちました。1カ月ファームで、上がってきてからはすぐ打てたんですけど。

まあちょっと、なんていうんすかね、そんな数字を気にした経験が今までなかった。社会人時代も。本当に野球楽しんで、バッティング好きだったんで、ずっと。楽しんでバッティング…打席に迎えてる自分では、なかったかなと。

――社会人でも1年目から活躍していて、プロになったらオープン戦までもすごく活躍していて。なんで打てなくなったか、感じていることは

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