【少年野球リポート第2弾】思い出も笑顔も涙も集う ヤングリーグ選手権in淡路島
少年野球をテーマにあらゆる角度から紹介していく「野球少年の居場所」。2回目はヤングリーグ(全日本少年硬式野球連盟)の全国大会のリポートです。中学硬式野球で約200チームが加盟する団体で、大会会場は兵庫・淡路島が舞台です。レンタカーで明石大橋を渡ったら、そこには私の高校の同級生がいました。なんでだ!?
その他野球
◆ヤングリーグ 一般社団法人全日本少年硬式野球連盟(高田省三理事長)。1992年(平4)、「どうすれば子どもたちの役に立てるか」を原点に、兵庫・尼崎市に41チームが集まり発足。94年に元阪神の村山実氏を会長に迎え、以後、元西鉄の中西太氏、元広島の山本一義氏が歴任。現在は元阪急の山田久志氏(写真=日刊スポーツ評論家)が務めている。
主な全国大会はヤングリーグ春季大会が岡山・倉敷マスカット球場などで開催。年間の王者を決める秋にグランドチャンピオン大会、夏に2年生以下のヤングリーグジュニア選手権が行われる。
主なOBに楽天辰己涼介(神戸三田ジャガース)、同小郷裕哉(ファイターズ岡山ヤング)オリックス来田涼斗(ヤング神戸ドラゴンズ)阪神西純矢(ヤングひろしま)同村上頌樹(アイランドホークス)DeNA小園健太(貝塚ヤング)ロッテ松川虎生(同)ソフトバンク野村勇(ヤング神戸須磨)らがいる。
一大フェスかメジャーキャンプか
7月27日に開幕した「第32回ヤングリーグ選手権大会」のメイン会場はここ数年、淡路佐野運動公園第1野球場を使用している。
ここを中心に、同公園の左翼後方に第2球場、三塁の裏側には中学生までなら硬式球が使用できる多目的グラウンドがあり、外野に仮フェンスを設置した野球場が2面とれる。
なので、開会式直後の1回戦は公園内で同時間帯に4試合、ほかに島内外の2球場を使用して4日間のトーナメントを行う。
初日の公園内は各チームが待機場所のテントを張り、おそろいのリュックをきれいに並べで出番を待つ。一大野球フェスの雰囲気。2002年(平14)、野茂英雄と石井一久がいた当時に取材したドジャースのキャンプ地、フロリダ州ベロビーチの巨大コンプレックス(複合施設)にも似ている? 気がした。
実は淡路佐野運動公園のサッカー場は、02年に開催されたサッカーW杯日韓大会に出場した、ベッカム擁するイングランド代表がキャンプ地に使ったことで知られる(ドジャースを取材していた私は知らなかったが…)。
その後「野球王国」を目指した兵庫県が整備計画を進め、04年に同公園をオープン。グラウンド管理は甲子園球場と同じ阪神園芸が担当している。
水はけのいい同じ砂が使われ、イレギュラーも少なく、選手が気持ちよさそうにプレーしていた。ベッカムに甲子園。ブランド力の高いグラウンドなのだ。
高校の同期生のチーム
同級生の北川敏(さとし)氏(57=写真、以下違和感があるので「敏」)は、出場32チームのうちの東海支部代表・三重ヤングゼッツの副代表を務めている。
実は昨年、初めて大会を取材した時に再会していた。岡山の金光学園高校野球部で3年間一緒に過ごした。
今夏、岡山大会4強の母校だが、当時は部員19人の弱小チームで、敏が8番センター、私が主将でランナーコーチ。要するに、そろって野球は下手だった。
「おお、よく来たなあ。たこ焼きでも食べて」と、関西ならではの差し入れをいただいた。
第1試合を見ながら、プレーや作戦、試合の流れなど、おたがい口にすることはごもっとも。「これだけの野球知識が、高校のころにあれば、もっといい選手になれなたなあ」と声をそろえて笑った。
三重ゼッツが登場するのは、第1球場の第2試合。強豪・オセアン横浜ヤング(西関東支部)との対戦だ。
同時間帯、岡山・倉敷マスカット球場では高校野球岡山大会準決勝で、創立130年の金光学園が甲子園初出場をかけて関西と対戦。こんな偶然があるんだねえ。あっちもこっちも気になったが、まずは熱いたこ焼きを、冷たいアクエリアスで流し込んだ。
敏と初めて会ったのは中学時代だった。ともに別々の学校の野球部で、練習試合で対戦した。
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1967年生まれ、岡山県出身。1990年入社。
整理部を経て93年秋から芸能記者、98年秋から野球記者に。西武、メジャーリーグ、高校野球などを取材して、2005年に球団1年目の楽天の97敗を見届けたのを最後に芸能デスクに。
静岡支局長、文化社会部長を務め、最近は中学硬式野球の特集ページを編集している。