【オリックス・小田裕也】特別な同期西野と抱擁「グッときた」/さよならプロ野球〈3〉
「引退」。プロ野球選手のだれもが迎える大きな決断の時は、新たな人生のスタートでもあります。オフ恒例の大河企画「さよならプロ野球」で、今季限りで現役のユニホームに別れを告げた男たちのリスタートにスポットを当てます。24年の第3弾は、オリックス小田裕也外野手(35)。
プロ野球
◆小田裕也(おだ・ゆうや)1989年(平元)11月4日、熊本県生まれ。九州学院―東洋大―日本生命を経て、14年ドラフト8位でオリックス入団。15年8月5日ロッテ戦で初出場。主に代走、守備固めで出場機会を増やし、21年は自己最多の101試合に出場。同年のCSファイナルステージでは、第3戦でチームの日本シリーズ進出を決める適時打を放った。172センチ、75キロ。右投げ左打ち。
守備と走塁ウリが…〝落球〟でプロ幕開け
代走や守備のスペシャリストとして、オリックスで10年間の現役生活を終えた小田。そのプロ生活は〝落球〟から始まった。ルーキーイヤーだった15年の宮崎春季キャンプ。初の対外試合となる韓国・KT戦に「9番左翼」で先発した。ところが2回の守備で後方の飛球を見失ってしまった(記録は二塁打)。
東洋大、日本生命での守備と走塁が評価されてプロ入り。それがいきなりの凡ミスだ。「やってしまった」と肝を冷やしたが、社会人時代に教わった切り替えの大事さを思い出し、そこから3安打2盗塁と盛り返した。言葉数は多くないが、胸に闘志を秘めるタイプ。負けん気の強さがアピールにつながり、1年目の開幕1軍をつかみ取った。
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