【巨人・萩原哲】一流の裏方へ一本指からはじめの一歩/さよならプロ野球〈12〉
「引退」。プロ野球選手のだれもが迎える大きな決断の時は、新たな人生のスタートでもあります。オフ恒例の大河企画「さよならプロ野球」で、今季限りで現役のユニホームに別れを告げた男たちのリスタートにスポットを当てます。24年の最終回となる第12弾は、巨人萩原哲捕手(26)。
プロ野球
◆萩原哲(はぎわら・てつ)1998年(平10)5月1日生まれ、京都府宇治市出身。日南学園では3年春夏に甲子園出場。創価大では1年春から正捕手を務め、打点王1度、ベストナイン1度。20年ドラフト7位で巨人入団。22年8月に1軍初昇格を経験も、出場機会なし。ケガの影響もあり、23年からは育成契約。175センチ、85キロ。右投げ左打ち。
パソコン超初心者「ロボットやんけ」
羅列されたアルファベットを探しながら、キーボードを両手人さし指でたたく。11月上旬。巨人から戦力外通告を受け、球団のスコアラーとなった萩原は、新たな商売道具とにらめっこしていた。人生で初めて触れるパソコン。起動にも一苦労し、タイピングはスローモーションのように一本指。超初心者ぶりに「ロボットやんけ」と自分にツッコミを受けながら、第2の野球人生の1日は始まった。
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