【ソフトバンク】斉藤和巳3軍監督の指導論「今はパワハラって言われるわけやから」

ソフトバンク斉藤和巳3軍監督(47)は日々、若い選手たちに向き合っています。スパルタ=パワーハラスメント(パワハラ)と変化し、大前提に選手の自主性を重んじる時代。その上で育成選手がプロの世界で大成する絶対条件に覚悟を挙げました。現役時代に2度の沢村賞を受賞するなど「負けないエース」として一時代を築いた指導者の姿に追いました。

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◆斉藤和巳(さいとう・かずみ)1977年(昭52)11月30日生まれ、京都府出身。南京都から95年ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)入団。03年に20勝で日本一。同年から4年連続2桁勝利を挙げ、エースとして君臨する。右肩故障のため07年を最後に1軍戦登板なし。10年に支配下登録を外れ、コーチとしてチーム残留。復帰を目指したが、13年に断念し引退を決めた。23年に1軍投手コーチで現場復帰し、24年は4軍監督。通算150試合、79勝23敗、防御率3・33。最多勝と最優秀防御率各2度、勝率1位3度、最多奪三振1度、沢村賞2度。現役時代は192センチ、97キロ。右投げ右打ち。

「厳しい時代」今季から3軍監督

ベンチで指揮を執る斉藤和巳3軍監督(右)

ベンチで指揮を執る斉藤和巳3軍監督(右)

昔は当たり前だったことも、今では「パワハラ」と呼ばれることもある。一般的な企業はもちろん、プロ野球界も例外ではない。

今季から育成選手が多く在籍する3軍の現場を預かる斉藤監督も、時代の変化を感じ取っている。

選手自らが動かないと道は開けない

「今はすぐ『パワハラ』って言われるわけやから。そういう教え方ができない。だから、自らが動かないと道は開けない。厳しい時代に入っているのは間違いない」

スパルタ指導が許される世の中ではない。

強制的な教えを捨て、大前提として選手の自主性を重んじる。ただ、その上で一貫して選手に問いかける言葉がある。

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