【ソフトバンク柳町達】祝! 交流戦MVP! 恩師が語るヒットメーカーのスゴさとは?

19年以来6年ぶり9度目の交流戦優勝は、この男をなくしてなし得なかった。ソフトバンク柳町達外野手(28)です。全18試合で「3番」に座り、交流戦打率3割9分7厘をマーク。自身初の同首位打者に輝き、最優秀選手賞(MVP)を受賞しました。そんなヒットメーカーの原点を、慶大時代の恩師で元監督の大久保秀昭氏(55)が明かしてくれました。歴代の教え子のなかでもトップクラスだった打撃センス、野球人としての柳町の素顔に迫りました。

プロ野球

◆柳町達(やなぎまち・たつる)1997年(平9)4月20日生まれ、茨城・稲敷市出身。中学時代は取手シニアでプレーし、慶応(神奈川)に進学。甲子園出場はなし。慶大では1年時から活躍し、リーグ戦通算113安打をマーク。19年ドラフト5位でソフトバンク入団。180センチ、78キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は4200万円。


◆大久保秀昭(おおくぼ・ひであき)1969年(昭44)7月3日生まれ、神奈川県出身。桐蔭学園-慶大-日本石油。96年アトランタ五輪で銀メダル。同年ドラフト6位で近鉄に入団。01年に現役引退。引退後は横浜2軍コーチなどを経て、06年にENEOSの監督に就任し、都市対抗で日本一3度。15年から慶大監督を務め、17年秋、18年春、19年秋にリーグ優勝。19年12月からENEOS監督に復帰し、22年の都市対抗で大会史上最多となる4度目の優勝。24年に同監督を退任し、チームディレクターに就任。25年からは侍ジャパンのU12日本代表監督も務める。現役時代は176センチ、78キロ。右投げ左打ち。

慶大入学時から「センスのある子」4年間指導

2019年のドラフトで指名された教え子を抱きかかえる慶大・大久保監督(中央奥)。左手前から楽天3位・津留崎大成、中日4位・郡司裕也、ソフトバンク5位・柳町達、西武育成2位・植田将大

2019年のドラフトで指名された教え子を抱きかかえる慶大・大久保監督(中央奥)。左手前から楽天3位・津留崎大成、中日4位・郡司裕也、ソフトバンク5位・柳町達、西武育成2位・植田将大

歴代の教え子のなかでも、柳町の打撃センスには目を見張るものがあった。

元慶大監督の大久保氏は当時をこう振り返る。

「ミート力、コンタクト力は抜けているように見えましたね」

元近鉄の選手でもあった大久保氏は15年から19年秋まで慶大監督を務め、柳町の大学4年間を指導した。

19年東京6大学野球春季リーグで指揮を執る慶大・大久保秀昭監督

19年東京6大学野球春季リーグで指揮を執る慶大・大久保秀昭監督

入学当初から「『センスのある子』だなって。打撃に関しては大きく手をつけたこともなかった」

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