【日本ハム山口アタル】支配下登録され1軍で活躍するために… ベッツ直伝の教えとは

日本ハム育成3年目の山口アタル外野手(26)が、7月末までの支配下登録を目指して奮闘しています。カナダ出身で、プレー映像を12球団へ送ってNPB入りを売り込んだ逆輸入外野手。22年6月に野手へ転向するまでは最速153キロの投手で、走力とパワーを兼ね備える「フィジカルモンスター」として期待されています。

今季は初めて沖縄・名護での1軍キャンプに抜てきされました。途中で2軍降格となりましたが、大きなステップを踏みました。ひとつの区切りとなる育成3年目。7月末までの支配下登録期限が迫る中での思いと、ドジャースのスーパースター直伝の珍トレーニングを明かしてくれました。

プロ野球

★山口選手の語った主な内容

〈1〉波がある現状への思いと支配下への意気込み

〈2〉ベッツから送られてくる動画から得たもの

〈3〉寝る子は育つ! 睡眠時間を増やしたわけ

◆山口アタル(やまぐち・あたる) 1999年(平11)5月28日、カナダ・バンクーバー出身。父は日本人、母はカナダ人。ブリタニア高から、アメリカのカンザス州にあるコルビー・コミュニティー・カレッジでプレーし、テキサス大タイラー校中退。球団ウェブページのファンコーナーに自身のプレー映像を送り、22年育成ドラフト3位で入団した。昨季は2軍で35試合、22安打、打率2割4分7厘、4本塁打、9打点。179センチ、89キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸300万円。

「体は大丈夫。目標はけがなく最後までやり続けること」

2月 紅白戦で適時打

2月 紅白戦で適時打

―しばらく試合に出てなかったが、けがか

いや、体は全然大丈夫です。やっぱり昨年とその前の年もけがしてるので、今年1つの目標はけがなく最後までやり続けることです。

―キャンプからここまでは

もう波が激しいです。やっぱり、もう育成対象選手じゃないので、いつ試合に出るとかも分からなくて。

やっぱり去年と違って、2日に1回試合に出るんじゃなくて、もうたまに2日連続で試合に出ないとか、1週間空けるとか、そこらへんの対応がもうちょっとうまくできるようになりたいし。

本当に毎回、ここで覚醒、波に乗りそうな時にまた調子が下がったりとかしてるので。やっぱり本当に波があるんすけど、本当にここから状態を上げたいと思ってます。

―試合に出てなかったのは育成選手の人数的な理由か

もあるし。やっぱりもう育成対象じゃないので、決められたので。

だからやっぱりもうチャンス、去年とか一昨年より少ない中で、やっぱりそこで結果を出すのが仕事なので。そこをしっかり対応して出すしかないです。

「毎回、調子上がりそうと思ったらまたちょっと下がる」

―感覚をつかみかけて、というところが悔しい

悔しいですね。なんか毎回、調子上がりそうと思ったらまたちょっと下がるので。そこのきっかけが分かれば、だいぶ順調にいけると思ってますけど。

―稲葉2軍監督やコーチから言われてることは

いや、特にないですね。いろいろ言われてるんすけど、それで大体ちょっと上がって、またなんか調子悪くなって。本当もう、今年は波が激しいです。

―波が上がった時は今までで一番いいくらい

いい感じです。きっかけが分かれば、いい結果を出せると思いますけど。

―今年は打席に立つ上での気持ちの変化は

とりあえず、もう本当、あと何試合出られるか分かんないし、もう今年で(契約が)最後の可能性もあるから。

とりあえず、1球1球無駄にせずに、もう本当、愉しく、大切にしようって思ってます。

―7月までがいったん区切りになるが

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野球

黒須亮Ryo Kurosu

Tokyo

1998年5月、茨城県古河市出身。23年入社。古河三高から2浪の末、「おもしろそうだから」という理由で出願した立大文学部キリスト教学科に入学できた。ゼミは「キリスト教音楽論」。立大野球部ではDeNA中川颯投手が2学年上、楽天荘司康誠投手が同期。リーグ戦出場には遠く及ばなかったが、現在プロや社会人野球で活躍されている選手やマネジャーと過ごした4年間は貴重な時間だった。趣味は母がオペラ歌手だった影響から舞台観劇。また、幼少期からMLBが大好き。24年5月にドジャース大谷翔平投手と同じマットレスを購入するなど、とりあえず形から入る。