【祝リーグ優勝】阪神坂本誠志郎が明かす、交流戦の変化「戦い方、考え方をガラッと」
阪神が2年ぶりのリーグ優勝を果たしました。就任1年目の藤川球児監督(45)が率いたチームは2位に大差をつけてぶっちぎりでゴールテープを切りました。圧倒的な強さを誇った猛虎軍団。その裏側では何が起こっていたのか? 選手、コーチが2025年レギュラーシーズンを振り返る特別インタビュー。坂本誠志郎捕手(31)に話を聞きました。
プロ野球
◆坂本誠志郎(さかもと・せいしろう)1993年(平5)11月10日生まれ、兵庫県出身。履正社では2年夏と3年春に甲子園出場。明大から15年ドラフト2位で阪神入り。履正社、明大、大学日本代表と主将を務めた。23年にはゴールデングラブ賞を受賞し、阪神日本一の立役者に。176センチ、79キロ。右投げ右打ち。
「毎日すごいフラットな瞬間で迎えることが多かった」
―正捕手としてリーグ優勝、シーズンを振り返って
坂本そうですね。別に正捕手とか、そういうのはあんまり考えてないというか、自分の中で正捕手の基準もよくわかんないし、そこはあんまり考えてはなかったんですけど。でも元々ずっと試合に出たい、出続けたいって思ってやってきたので。今までで一番試合に出てると思いますし。あとはそれに伴った、満足はしてないんですけど、ちょっとした成績もついてきてるなと思うんで。まあまあ充実してるなっていう感覚はすごいありますね。
―成績がついてきている、昨年との違いは
坂本元々、でも、準備してしっかり試合するってことは、ずっとそれはプロに入って準備が大切だって思い始めた時からずっとやってるので。それが変わることはなかったですし、そこを変えようと思ったこともなかったので。そこに関しては自分で常にやってきたつもりですし。何が変わったかって言われたら、自分でも正直あんまりわかってないかもしんないですけど。でもいろんな、ここまで金本さん、矢野さん、岡田さんの3人に、いろんな監督を経験させていただいて、そういう経験をしたことでの野球の幅っていうのは広がってたと思いますし。それプラスやっぱり本当に投手陣みんな頑張ってくれて、コンディションよく、状態よく、ずっと投げ続けてくれてるっていうのが一番成績につながってるんじゃないかなと思います。
―藤川監督の色は
坂本もちろん「勝ちに行く」ってことは最初就任のときからおっしゃってましたし。でも、「選手はグラウンドでは自分たちの思うようにやってくれたらいい」っていうことずっとおっしゃってて、「勝つっていうことに関してはこっちがやる」っていう感じのことは言われたんで。もちろん選手も勝つことが一番なんですけど、それよりも自分のパフォーマンスをいかに高めるか、もしくはそれを実際にゲーム中に発揮できるかっていうところに、選手としてはかなりフォーカスさせていただいて。「勝つことに関してはこっちが考えてやる」っていうのは監督はずっとおっしゃってたので。結構みんな自分でやりたいようにというか、ある程度自分の思う、自分が一番パフォーマンスを出せるっていう状態とか、スタイルをさせていただいてるっていうのは、今年はかなり感じますし。あとは本当に勝っても負けても基本的にはフラットというか、あまりそういうところでも、感情の浮き沈みも出さずに、大量点で勝った次の日も、またいつもと同じ1日。ちょっと大量点で負けた時も、また次の日。いつもと同じような新しい1日っていう、毎日すごいフラットな瞬間で迎えることが多かったなと思うので。それは次の試合に臨むにあたって、前の試合をあんまり引きずりすぎたりとか、よかったからって浮かれすぎないとかっていう部分を、そういう、1年間通してそういう風に野球をやってきたなっていう感覚は、自分の中には結構ありますね。
―フラットにさせてくれるのは藤川監督でもある
坂本いろんなコメントでも「また明日、明日、明日ですよ」みたいな感じの選手も考えが向いていたと思う。就任されてから最初のミーティングでも「あまり感情の浮き沈みなく、いつも同じように野球をやりたい。やっていって欲しい」ということは言われていたので、シーズンを戦っていく中でそのままだったなと。
「いつもと違うことをやってみたりもした」
―ピッチャーをリードすることのしんどさ
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