【舞台裏】7・13森下翔太「確信のバックホーム」阪神筒井壮コーチが明かす深イイ話
阪神が2年ぶりのリーグ優勝を果たしました。就任1年目の藤川球児監督(45)が率いたチームは2位に大差をつけてぶっちぎりでゴールテープを切りました。圧倒的な強さを誇った猛虎軍団。その裏側では何が起こっていたのか? 筒井壮外野守備兼走塁チーフコーチが語ったのは森下翔太外野手(25)の守備。今季チームNO・1とも言われるプレーは7月13日ヤクルト戦(甲子園)の最後の最後に飛び出しました。
プロ野球
◆筒井壮(つつい・そう)1974年(昭49)11月1日生まれ、大阪・茨木市出身。上宮-明大を経て96年ドラフト7位で星野氏が監督を務めていた中日に入団。星野氏が阪神監督に移っていた03年は阪神との最終戦(甲子園)で決勝3ランを放ち、全球団勝ち越しの完全優勝を阻止した。05年阪神へ移籍し06年限りで引退。実働8年間で出場191試合、打率2割3分2厘、2本塁打、18打点。07年から2軍コーチを務め、19年から1軍外野守備走塁コーチ。右投げ右打ち。
センター近本を中心にレフトに誰が入っても対応
―今季は外野をいろんな選手が守る機会がある
筒井外野守備兼走塁チーフコーチ(以下筒井コーチ)近本を中心にベンチとコミュニケーション取りながら、現状はうまくいってるかなと思います。
―今年は高寺や中川、熊谷ら外野として本職としてやっていなかった選手の出場も
筒井コーチ1軍はやはり成長とか経験を積ますという舞台ではないので。中川に関してはファームの舞台を有効に使いながらっていう形で外野手は取り組んでいきましたけど。熊谷に関しては、元々何年も前から内野と外野をやっているので。で、ちょっと2年間ね、内野が多かったっていうところで、外野手をやる機会が少なかったので。ちょっと1カ月程度かけながら、外野に行った時の心得だったりっていう部分で詰めながら調整していきました。高寺に関しては今年のキャンプからちょっと外野に取り組むことできたので。僕はいつも言うように、内野手上がりの外野手っていうのは成長度合いが速いと思う。ボールの扱い方もすごい上手なので。あとはそのフライに対しての追いかけ方ですね。その辺の課題を1個1個クリアしていければ、十分戦力になると思っていました。
―センターとのコミュニケーションもパッと入ると難しい。近本の存在が大きい
筒井コーチそれはもちろんあります。僕と近本はもう長年組んでやってますんで。その辺に今日のレフトの起用は誰々だっていう説明をしながら。近本にとっても、熊谷の時と高寺の時と中川の時と前川の時と、というパターンも持っているので。彼なりに「今日レフト誰ですか?」っていう話をして、今日は誰々が入るって。まあ、試合前に決まるんですけど。その時に彼なりにイメージができると思うんで。あとはポジショニング含めて、そんなに難しくないんですよね。自分で考えさせる、自分の思うようなポジショニングについていいよって指示する時もあれば、こっちが運転する時もある。だから僕はレフトについた選手には、こっちが指示したポジションの中で「目いっぱいのプレーしろ」って言ってます。もうベストを尽くしてくれたらそれでいいから。それで逆を突かれたとか、指示と全然違う方に打球飛んだなんていう時が仮にあったとしたら、それはもうこっちの責任なんで。ベストを尽くせっていう感じでやっていました。
すんなり入れた輝3年ぶりの外野
―今年でいうと佐藤輝選手も外野があった
筒井コーチ輝明に関しては、仮に外野に少しの期間移動することになっても違和感なくできるっていうのは本人からも聞いてました。僕とコミュニケーション取る中で3年ぶりなのかな。3年ぶりやなっていうところで。まあ、感覚のいい子なんで。今年のサードの守備を見てもらったらわかるように、感覚のいい子なんで。少しの時間、ちょっとこう根気よく、こうやったああやったっていう説明をしていく中で、十分対応できるプレーヤーにはなってましたよね。僕の中では不安感はなかったので。それでちょっと慣れてきて、球団の方針というか、チーム方針がやっぱあるので。どうしてもこう森下レフト、佐藤ライトっていう形に変えてもらうっていうところがあったんですけど。その辺もすんなり入っていけたかなと思いますけどね。
本文残り70% (4038文字/5765文字)
