【無料会員記事 阪神門別啓人】今、何が足りないのか?/中西清起のファーム探訪〈7〉

日刊スポーツ評論家の中西清起氏(63)がファームで研鑽(けんさん)を重ねる若手選手をフォーカスする企画です。今回は阪神門別啓人投手(21)に注目。高卒3年目の今季は開幕ローテ入りを果たし、4月6日巨人戦(東京ドーム)でプロ初勝利を挙げました。今季大ブレークを期待される逸材。ただ、勝負の夏場は1軍の先発ローテーションに割って入ることができませんでした。

プロ野球



4月6日、巨人対阪神 プロ初勝利の阪神門別(中央)は梅野(右)と握手を交わす

4月6日、巨人対阪神 プロ初勝利の阪神門別(中央)は梅野(右)と握手を交わす



◆中西清起(なかにし・きよおき)1962年(昭37)4月26日生まれ、高知県出身。80年センバツで高知商を優勝に導き、リッカーを経て83年ドラフト1位で阪神入団。85年に最優秀救援投手に輝き、日本一に貢献。96年現役引退。阪神一筋で477試合に登板し、63勝74敗、防御率4・21、75セーブ。04~08年、13~15年に阪神1軍投手コーチを務めた。現役時代は179センチ、87キロ。右投げ右打ち。


◆門別啓人(もんべつ・けいと)2004年(平16)7月10日生まれ、北海道門別町(現日高町)出身。富川小1年時に富川野球スポーツ少年団で野球を始め、6年時に投手で日本ハムファイターズジュニア選出。富川中では軟式野球部に所属。東海大札幌ではエースとして3年夏の南北海道大会4強に貢献。22年ドラフト2位で阪神入団。183センチ、88キロ。左投げ左打ち。


1球1球に意味がないからテンポが悪い

ウエスタン・リーグ阪神対広島 先発した門別=8月24日、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎

ウエスタン・リーグ阪神対広島 先発した門別=8月24日、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎


8月24日のSGL。真新しい球場の右翼芝生席後方には高架化された阪神電車が走る。大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がデザインされたカラフルなラッピング列車が目を引く。

週末のウエスタン・リーグ広島戦。家族連れが多く詰めかけて華やいだ球場が「先発門別」のアナウンスに一層、盛り上がった。


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