佐々木麟太郎注目のMLBドラフト直前 日米で指名された元ロッテ藤谷周平さんに聞く
スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)が、日米両方のドラフトでその去就に注目が集まってますが、今から17年前にも日米のドラフトで指名を受けた日本人選手がいました。7歳で渡米し、米国の大学在籍時にMLBドラフトで指名を受け、翌年にはロッテから指名を受けた藤谷周平さん(38)。結局メジャーには行かずロッテと契約しましたが、その希少な経験を経て今は野球界を離れ、まったく違う競技の世界で能力を発揮してます。米国のドラフトからこれまでの歩みについて、話を聞きました。今季の大リーグのドラフト会議は7月11日(日本時間12日)から2日間にわたって行われます。
MLB
★藤谷さんが語った主な内容
- 有望株トップ100でも18巡目指名だった理由
- 経験者だから知るスタンフォード大から指名を待つ佐々木選手のすごみ
- 野球引退後、まったく違う競技に懸ける今の思い
◆藤谷周平(ふじや・しゅうへい)1987年8月12日生まれ、東京都出身。7歳で米国に渡り、アーバイン高からノーザンアイオワ大に進学し、09年にパドレスからドラフト18巡目で指名。入団はせず野球名門校の南カリフォルニア大に編入。10年のドラフト会議でロッテに6位指名され入団し、1軍での出場がないまま14年で退団。現在はゴールドジムを運営する株式会社THINKフィットネスで、世界で人気沸騰中の競技「HYROX(ハイロックス)」の普及に努めている。現役時代は190センチ、77キロ。右投げ右打ち。
編入した野球部が閉鎖…
09年パドレスから18巡目指名
藤谷さんがメジャーのドラフトにかかったのは2009年、パドレスから、18巡目の指名だった。米ノーザンアイオワ大3年の時だ。
「私はエリート街道ではなかった。最初は短大で野球をやって、ある程度の成績を取れば4年制の大学に編入できるということで2年生のときには勉強に専念し、ノーザンアイオワ大に移りました。ところが編入した途端に110年続いてきた野球部が資金難で閉鎖してしまった。そのときは、米専門誌のドラフト有望株トップ100に入ったので、普通なら3巡目くらいの評価でした。18巡目は、思ったより全然低かったですね。恐らくですけど、野球部閉鎖で次が決まっていないので、下位で指名しても契約するだろうと思われていたのだと思います」
出身大学重要「スタンフォードなら鬼に金棒」
メジャーのドラフト指名は選手個々の力だけで決まるわけではないという。選手を取り巻く状況や出身、コネクションの有無なども影響する。出身大学がどこかも、入団後に影響する。
「本当に実力のある選手は違うと思いますけど、ボーダーラインの選手にとって、そこはすごく大きい。自分がもしもっと有名な大学だったら、上位の指名があったと思います。佐々木麟太郎選手のスタンフォード大は、非常に影響力が大きいです。でも彼は本当に力があって、個人としてもすごく魅力的な選手だと思いますし、注目度もすごくあるので、スタンフォードの力を借りなくてもと思いますけど。あそこまで力があり、スタンフォードだったらさらに強い。鬼に金棒みたいな感じでしょう」
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