ずっと野球を好きなままでいて―浜口遥大さんが描く、ピラミッドではなく四角形の未来

「ハマちゃん」は今―。DeNA、ソフトバンクで活躍した浜口遥大さん(31)は現在、株式会社横浜DeNAベイスターズの社員として、充実したセカンドキャリアを送っています。野球未来創造本部の野球普及・振興部スクール事業グループに所属。ベースボールスクールのコーチを務めるなど、野球界の未来のために活動しています。

プロ野球

★浜口さんが語った主な内容

  • 引退後4カ月の葛藤 なぜDeNAへの入社を決めたのか
  • 野球人口減少の実態に直面 選手時代には知らなかった現実
  • 野球を好きなままでいてほしい 描くのは四角形

◆浜口遥大(はまぐち・はるひろ)1995年(平7)3月16日、佐賀・基山町生まれ。三養基―神奈川大を経て、16年ドラフト1位でDeNA入団。1年目の17年に10勝を挙げ、セ・リーグ新人特別賞。同年の日本シリーズでは初登板初勝利を記録して優秀選手。24年オフに三森大貴とのトレードでソフトバンク移籍。25年限りで引退。通算135試合、44勝46敗、2ホールド、防御率3.76。173センチ、80キロ。左投げ左打ち。

インタビューに答える横浜DeNAベイスターズ浜口遥大ベイスボールスクールコーチ

インタビューに答える横浜DeNAベイスターズ浜口遥大ベイスボールスクールコーチ

4カ月の葛藤 入社の決め手は

昨年の10月27日、浜口さんは球団事務所で来季の構想外を告げられた。熟考した末に引退を決断。11月の終わりごろに古巣DeNAから〝オファー〟を受けた。

「最初は本当にいろんな可能性を考えました。野球とは全く関係ないところ、自分が触れたことのない世界に身を置いてやってみるっていうものにもすごく興味があって。野球は切り離して、いろんなところを見たり、いろんな人にお話を伺ったりしていました」

戦力外通告を受けた浜口遥大=2025年10月27日

戦力外通告を受けた浜口遥大=2025年10月27日

どのようなセカンドキャリアを送っていくか。10年、20年後に何をしていたいのか―。プロ野球選手は「仕事ではあるけど、自分の好きなこと」だったが、一般的な「仕事」となれば少し感覚が違うのではないか。4カ月、悩んだ。

本文残り77% (2279文字/2969文字)