【楽天浅村栄斗】「彼女でもないのに」150分電話して生まれた、後半戦へ希望の1発

不振で苦しんでいた楽天浅村栄斗内野手(35)が、よみがえったアーチがありました。7月16日のオリックス戦(楽天モバイル最強パーク)。2点を追う6回1死満塁から逆転の7号グランドスラムでチームを勝利に導きました。復活を印象づける約3週間ぶりに放った1発。その裏には山下勝巳打撃コーチ(49)と3日間で計150分に及ぶ電話での意見交換がありました。

プロ野球

★浅村選手が語った主な内容

  • 逆転満塁弾「本当、一番うれしいかもしんない」
  • 山下コーチと3日で150分電話 その中身とは
  • 若手でもないのに支えてくれる周囲への感謝

◆浅村栄斗(あさむら・ひでと)1990年(平2)11月12日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭から08年ドラフト3位で西武入団。公式戦初出場は10年3月31日。18年オフにFA権を行使し楽天移籍。本塁打王2回(20、23年)、打点王2回(13、18年)、ベストナイン8回、ゴールデングラブ賞2回。昨季まで通算2044試合、2043安打、打率2割7分6厘、306本塁打、1166打点、79盗塁。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸5億円。

7月16日オリックス戦で、満塁本塁打を放ち一塁に向かう

7月16日オリックス戦で、満塁本塁打を放ち一塁に向かう

通算313本塁打「本当、一番うれしいかもしんないっす」

浅村はもがいていた。苦しんでいた。そんな苦境でも、諦めない。めげない。不振から抜け出すための打開策を必死に探した。

暗闇を明るく照らすような希望の1発が生まれた。

7月16日オリックス戦だった。2点を追う6回1死満塁。剛腕の岩崎が投じた初球ストレートを左中間席に運んだ。逆転の7号満塁弾。主砲の一撃にベンチはお祭り騒ぎだった。

「久しぶりに完璧でした。こんな成績で監督が使い続けてくれてるので、なんとかしたいなという気持ちで打席に入りました」

打率は2割台前半に低迷。好機で三振に倒れる場面も多く、2000安打を達成している実力者といえども2軍再調整は時間の問題かと思われた。

実際に6月22日西武戦(東京ドーム)で6号ソロを放ったのを最後に長打が出ていなかった。そこから7号満塁弾が飛び出すまでの成績は51打数5安打の打率9分8厘。その間に10四球と選球眼の良さは発揮していたが、安打はすべて単打と豪快な打棒が魅力の浅村らしさは影を潜めた。

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