【オリックス西野真弘】かっこいい引退試合は「かなわず」も全力プレーが示したもの
今季限りで現役を引退するオリックスの西野真弘内野手(36)が9月26日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)で選手としての最終戦に臨みました。7番二塁でスタメン出場すると3打数2安打と存在感を発揮。ベース上で涙を流すシーンもありました。試合後の引退セレモニーでは昨年6月に他界した父親への感謝の思いなどを語りました。
プロ野球
★西野真弘が語った主な内容
- 引退セレモニーで明かした亡き父への思い
- 最後の打席で涙をこらえながら放った二塁打の真相
- 平野恵一への憧れ、そして「西野真弘」という選手像
◆西野真弘(にしの・まさひろ)1990年(平2)8月2日、東京都出身。東海大浦安(千葉)、国際武道大、JR東日本を経て、14年ドラフト7位でオリックスに入団。入団2年目の16年は二塁レギュラーとして143試合フル出場した。その後は故障などで出場機会を減らす時期もあった。24年に国内FA権を取得したが、行使せずに残留し、2年契約を結んだ。二塁、三塁のユーティリティー、指名打者などでオリックス野手陣を支え、9月24日に今季限りでの現役引退を発表した。167センチ、71キロ。右投げ左打ち。
引退セレモニーで語った12年間への感謝
◆西野の引退セレモニーあいさつ
まずはじめに、このようなセレモニーを用意していただき、球団関係者の皆さん、本当にありがとうございます。そして北海道日本ハムファイターズの皆さん、ファイターズファンの皆さん、伊藤君、今日はありがとうございました。
ノブ(山田)は、いち早く紙(あいさつのメモ)を出して読んでたんですけど、自分は行けるところまで行こうと思います。
オリックスに入団して12年間、いろんなことがありました。けがも何度もしてきました。打てなくて、結果が出なくて、悩んだ時期もたくさんありました。そんななかでも、自分の野球人生に携わってくださった監督、コーチ、トレーナー、球団関係者の皆さん、家族、そしてたくさんの応援、方々の支えがあったおかげで、ここまでやることができました。優勝、日本一と経験できて、この体で12年間、プロの世界でやることができたのは、自分の誇りです。
この場をお借りして、家族にも感謝の気持ちを伝えさせてください。母さん、小さい頃から支えてくれて、一番のファンでいてくれて、応援し続けてくれて、本当にありがとう。兄貴、いつもサポートしてくれて、時にはアドバイスしてくれて、相談役にもなってくれて、本当に頼れる兄貴です。ありがとう。そして、父さん。自分を野球の道に導いてくれたのは父です。教えてくれたのも父です。本来なら、ここで最後の姿を見てほしかったです。今は空の上で『お疲れさま、よくやった』と言ってくれてると思います。父がいてくれたおかげで、ここまでやることができました。
そして、ファンの皆さん、良い時も悪い時も常に熱い声援を送ってくださり、ありがとうございました。本当に背中を押してもらいました。パワーをもらいました。自分の応援歌の歌詞にあるように、動き回る姿、誰にも負けないその姿を見せられなくなるのは、少し寂しいですが、これからは今いる選手たち、そしてオリックスに入ってくる未来のある選手たちに、自分に送ってくれた以上に熱い声援を送ってあげてください。
正直、引退試合とは偉大な先輩や昨日行われた平野(佳寿)さんのように、子どもの始球式をして、(子どもから)花束をもらって、写真撮って、かっこいい引退試合を理想にしてたんですが、残念ながらそれはかないませんでした(笑い)。まあ、その辺はこれから頑張ります。
最後になりますが、自分の野球人生、本当に周りの方に恵まれてるなと改めて感じました。自分は幸せ者です。オリックスのユニホームを着て野球ができて本当に良かったです。12年間、本当にありがとうございました。
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