吉田拓郎らしく歌い 吉田拓郎らしくうそぶき 吉田拓郎らしく歩みを終える

【番記者裏話】スクープや芸能界の最新情報を求めて現場を駆け回る芸能記者が、取材を通じて感じた思いをつづります。

音楽

先日、吉田拓郎(76)の見出しが、日刊スポーツとスポニチの1面を飾った。拓郎といえばGLAYではなく吉田。ファンは拓郎と呼ぶが、かなり年下の音楽記者としては、呼び捨てするのは気が引けるが、長文にもなりそうなので、今回は、拓郎と書かせてもらう。

7月21日放送のフジテレビ系音楽バラエティー「LOVE LOVE あいしてる最終回・吉田拓郎卒業SP」を最後に、拓郎がテレビ出演から退くことが正式に発表された。コンサートなどは行わず、レギュラーのラジオ番組も年内に終了。この特番が見納めになるとみられる。

同局を通じて「僕は年齢的にも2人より全然上で、いろいろなことをリタイアしたいなと考えていまして。そういう意味で、テレビとのお付き合いも『LOVE LOVE-』で最後にしたいな、と随分前からありました。とてもすてきな有終の美を飾れそうで、とても幸せ、皆さんに感謝しています」とのコメントも発表した。

拓郎らしい、とても、丁寧でやさしげな言葉だと思う。