バカリズム 脚本家としての原動力「モテたい」からの変化とは/ロングインタビュー

お笑いタレント、バカリズム(47)が放送中の日本テレビ系ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日曜午後10時半)の脚本家として脚光を浴びている。民放連ドラ初主演の女優安藤サクラ(36)を主人公に、ある日突然、人生をゼロからやり直していくタイムリープヒューマンコメディー。SNS上では展開や伏線の緻密さなどをたたえる声が回を重ねるごとに増加中。芸人、役者、脚本家と活躍の場が絶えない人気者に、妥協なく取り組んできた“仕事”への思いを聞いた。

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◆バカリズム 1975年(昭50)11月28日、福岡県生まれ。本名升野英知(ますの・ひでとも)。日本映画学校在学中の95年、松下敏宏とお笑いコンビ、バカリズムを結成し、05年から同名でピン芸人として活動。俳優、脚本、イラスト、書籍など活躍の場は多岐にわたり、現在は日テレ系「バズリズム02」やテレビ朝日系「家事ヤロウ!!!」などテレビレギュラー7本を持つ。趣味ゲーム、特技イラスト。165センチ、血液型A。

「コントの延長線上」

物語は安藤演じる実家住まいの33歳独身の市役所職員、近藤麻美が不慮の事故で命を落とし、バカリズム演じる死後の世界の案内人の手によって2周目の人生へ向かうところから始まる。斬新な設定は初回放送直後から話題となった。

バカリズムは「もっといろいろ言われると思っていたのでよかった」と安堵(あんど)しつつ、今回のストーリーについて「いくつか企画書を出した中で話し合って決めました。僕のネタに過去に戻るものがあるので、それを取り入れたらどうかと提案されたり、女性が主人公、主演は安藤さんで、と少しずつ決まっていって、その条件の中でどうしたら面白くなるかを考えました」と明かした。

脚本執筆は「コントの延長線上」ととらえている。

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2015年入社。大分県出身。文化社会部に配属され、社会、釣り、芸能、AKB48グループ新聞担当を経て、2017年11月からスポーツ部サッカー担当へ。
高校サッカーやJリーグ、男女日本代表などを担い、男子代表の2022年W杯カタール大会アジア予選、なでしこジャパンでは18年アジア杯ヨルダン大会、19年女子W杯フランス大会などを現地取材。
20年11月からゴルフ担当へ移り、国内外の男女ツアーを取材。2021年11月に4年ぶりに文化社会部の芸能担当へ復帰。