「酔蕩天使」こだまたいちが現代の日本でフォークソングを歌い継ぐ理由

こだまたいち(32)は、30代ながらフォークシンガーとして現代の日本にフォークを歌い継ぐ。昨年6月1日に放送がスタートしたテレビ東京系深夜連続ドラマ「ザ・タクシー飯店」の主題歌「タクシードライバーブルース」を、自ら作詞、作曲して書き下ろし、自らリードボーカルとして率いる3人組フォーク・バンド「酔蕩天使」としてデビューした。なぜ、フォークを歌うのか…日刊スポーツのインタビューに応じ、音楽人生を自ら振り返った。

音楽

◆こだまたいち 本名兒玉太智。1991年(平3)3月13日、愛知県大府市生まれ。大学入学を機に上京し、12年に「メンズノンノ」専属モデルとして12年10月号から18年6月号まで活動。同年に映画「犬ヶ島」で吹き替えを担当し、19年に今泉力哉監督の映画「アイネクライネナハトムジーク」に出演。20年の関西電気保安協会のCM「ある日突然関西人になってしまった男の物語」が話題に。177センチ。

子どもながらに

――音楽が好きになった、きっかけは?

中学校に上がった時に、2つ上の兄貴が音楽の先生から小さいボロボロのアコースティックギターをもらってきて、弾き始めたんですね。それを見て、やってみるかという感じで、ギターを自然に弾いていました。ギターが格好良いとも思っていなかったし、何となく触ってみた感じ。周りで誰もやっていなかったので、なぜか興味があったんです。おじいちゃん、おばあちゃんが演歌を歌ったりしていたので、それを聞いたり、自分も歌うのが好きだった。何となく、これで生きていけたらいいなと、子どもながらに…

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