安住紳一郎アナが局アナでいる理由 50歳を目前に語る/ロングインタビュー

なぜ人々はこれほど彼に魅了されるのか。TBS安住紳一郎アナウンサー(49)。アナウンス技術や進行、アドリブ、安定感、毒舌、ユーモア、聞く力…どの能力をとっても一級品で、日本アナウンサー史に語り継がれる希代の司会者の評価を受ける。若くして名を上げたが、フリーにならず、局アナとして第一線を走り続けている。知命手前の「今」思うこととは?

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◆安住紳一郎(あずみ・しんいちろう) 1973年(昭48)8月3日、北海道帯広市生まれ。明大卒。97年TBSに入社。「はなまるマーケット」「ジャスト」「さんまのSUPERからくりTV」「ぴったんこカン・カン」などで人気を博し、オリコン「好きな男性アナウンサー」で5回連続NO・1となり殿堂入り。現在は「-TIME,」のほか「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」「情報7daysニュースキャスター」ラジオ「安住紳一郎の日曜天国」など出演。174センチ、血液型AB。

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総合司会を務める「THE TIME,」(月~金曜午前5時20分)放送終了から1時間40分後、安住アナは「すみません本当に遅くなりまして~」と入ってきた。出演番組を見るだけで多忙なことは想像に難くないが、意外な答えが返ってきた。

「実はこれまでの方がはるかに大変だったんですよ。生放送になると具体的にスケジュールがみんなの前にわかるんで同情していただいてうれしいですけど、実はその前の方が非常にブラックな企業で(笑い)、今はすごく健康的な毎日」

21年10月から局の肝いりで始まった朝番組を任されている。

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