【無料会員記事】宝塚歌劇団 「総大将」花組トップ永久輝せあ/インタビュー
宝塚歌劇団花組トップスター・永久輝せあが、14日から兵庫・宝塚大劇場で開幕する「『蒼月抄』-平家終焉の契り-」「EL DESEO」について語りました。久しぶりの和物では平家の栄枯盛衰、愛と別れを描き、ショーでは「欲望」渦巻くラテンショーを妖しくもエネルギッシュに演じます。平知盛役について「父の影を背負い、平家一門を率いる総大将という立場は、花組を率いる自分と通ずるものがある」と語り、トップ就任1年半での心境の変化や今年の抱負も明かしました。
演劇
★永久輝せあが語った主な内容
- 平知盛役と花組トップの共通点
- 久しぶりの和物、日本舞踊の所作へのこだわり
- 今年やりたいこと「温泉旅行に行きたい!」
◆永久輝(とわき)せあ8月8日生まれ、東京都世田谷区出身。11年入団。雪組配属。15年、「ルパン三世」で新人公演初主演。新人公演主演を4回務める。19年「PR×PRince」で宝塚バウホール単独初主演。同11月、花組へ組替え。24年5月、柚香光の後任として花組トップ就任。御園座公演「ドン・ジュアン」で星空美咲とのトップコンビお披露目。身長170センチ。愛称「ひとこ」。
平知盛と花組トップ
重なる「一門を率いる立場」
花組トップ永久輝(とわき)せあが、14日から兵庫・宝塚大劇場で「『蒼月抄(そうげつしょう)』-平家終焉(しゅうえん)の契り-」「EL DESEO(エル・デセーオ)」の開幕を迎える。久しぶりの和物では平家の栄枯盛衰、愛と別れを描き、ショーでは「欲望」渦巻くラテンショーを妖しくもエネルギッシュに演じる。
永久輝は、公演を前にインタビューに応じた。宝塚大劇場は3月29日まで、東京宝塚劇場は4月18日~5月31日。
-「蒼月抄」の見どころ、役作りのポイントを
皆さま、どなたもきっとご存じの源平合戦の時代がベースとなっていて、平家が滅亡していることはご存じだと思うんですけど、そこに至るまで、それぞれの人物がどんな思いで平家の終焉(しゅうえん)を迎えたかという人間ドラマが魅力で見どころだと思います。私が演じる平知盛は平清盛の四男、この作品では上から2番目の兄なんですけど、壇ノ浦の戦いの総大将だったと言われている人物です。清盛亡き後に平家をどうしていくのか、先導を切って導いていく人物で、とても知的で心も優しくて夢をしっかり持っている魅力的な人物だと思っています。作品の中で、平家一門がたくさん登場人物として出てくるんですけれども、その中で自分が清盛の息子であったり、星空美咲演じる明子の夫であったり、知章(ともあきら)という息子も出てくるんですけど、その父親であったり、兄弟の宗盛、重衡にとっての兄だったり、その人間関係において人物を作っていくことを大事にしたい。
-壇ノ浦に行ったことは
まだ行けてないですけど壇ノ浦には行きたい。最後のシーンもとてもステキに描かれているので、知盛が沈んだ海というものを間近に感じてから、初日を迎えたい。
-知盛の最後、海に沈むところまで描かれるのか
演出的にどういうふうにその場面を作るかはまだですが、命が果てるところまでやります。
今村翔吾の小説「茜唄」を参考に
主人公目線で戦いを理解
-歌舞伎などでも描かれることが多い。参考にした人や作品はあるか
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