【りくりゅう4日間全コメント】しっかり者…んっ?いや君じゃない(笑)/NHK杯

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦NHK杯(札幌)で「りくりゅう」こと三浦璃来(20)木原龍一(30)組(木下グループ)が、日本ペア初の大会制覇とGP2連勝を成し遂げました。

国内開催の今回は「りくりゅうの言葉~NHK杯スペシャル~」と題し、ともに1位だったショートプログラム(SP)とフリー後の取材エリア、真ん中に座ったメダリスト会見など、現地の全コメントをお届けします。

19年大会の、同じ真駒内でのデビュー戦から3年後は完全優勝。その振り返りや競技普及へ勝つことの大切さ、昨季は中止となったものの切符を2年連続でつかんだファイナルへの思いなどを語っていました。

フィギュア

<NHK杯スペシャル!4日間全コメント>ペア優勝:三浦璃来・木原龍一

【NHK杯ペア成績】


順位選手SPフリー合計
1三浦、木原78.25137.91216.16
2チャン、ハウ64.62122.87187.49
3マッキントッシュ、ミマール62.31113.34175.65
4カルダラ、マリョ58.95105.28164.23
5C・コバレブ、P・コバレブ55.36106.65162.01
6ダニロバ、ツィバ54.46101.38155.84

22年11月17日 公式練習にて

―― 明日からNHK杯が始まる。状態は

三浦 そうですね。久々のロングフライトの後で、あの、まあ調整は少し難しい部分もあるんですけど、明日は今日よりも、もっといいコンディションに仕上がると思うので。はい。

木原 久しぶりのカナダ以外での試合なので、移動疲れとか少しあったんですけど、徐々に体も慣れてきて氷の感触もつかめるようになってきました。

―― スケートカナダから取り組んできたこと、公式練習で確かめたこと

三浦 そうですね。スケートカナダが終わってからの調整方法は、あんまり変更点はなく、プログラムの通しをやってきました。

木原 スケートカナダからは、レベルを少し落としていたので、そういったところの修正をメインにやってきました。

―― 氷の感触は

三浦 氷は本当に滑りやすく、今日はエレメンツの確認やサイドバイサイドのスケーティングの確認を重点的にやりました。

木原 スタート位置であったり、リフトの時、ペアのエレメンツを行っていく時、どの角度で入っていくのかを確認しました。

―― 大会の目標を

三浦 今できることをやれば結果もついてくると思うんで、私たちらしく、考えすぎずにやれればと思います。

木原 僕たちのデビューは3年前のこの試合で。当時は、こういったレベルに成長できるとは思っていなかったので、ホントに今こうして世界と戦えるようになったことは、ものすごくうれしいことなので、その感謝の気持ちを忘れずに、2人で滑れることが当たり前じゃないということを常に心に思って、楽しんで滑れたら、自分たちの目指す試合、ファイナルもそうですけど、そういったものが見えてくると思うので、頑張りたいと思います。

―― あらためて、デビューした真駒内に3年ぶり。感じたこと、話したことは

スポーツ

木下淳Jun Kinoshita

Nagano

長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメリカンフットボールの甲子園ボウル出場。
2004年入社。文化社会部から東北総局へ赴任し、花巻東高の大谷翔平投手や甲子園3季連続準優勝の光星学院など取材。整理部をへて13年11月からスポーツ部。
サッカー班で仙台、鹿島、東京、浦和や16年リオデジャネイロ五輪、18年W杯ロシア大会の日本代表を担当。
20年1月から五輪班。夏は東京2020大会組織委員会とフェンシング、冬は羽生結弦選手ら北京五輪のフィギュアスケートを取材。
22年4月から悲願の柔道、アメフト担当も。