【ジュニア合宿便り】中村俊介「場を支配」垣内珀琉「今年はスピン」/男子編〈上〉
フィギュアスケートの全日本ジュニア合宿が29日、大阪・関空アイスアリーナで公開されました。日本の未来を担う若きスケーターたちの今季へ向けた声を集めました。男子編〈上〉は中村俊介、垣内珀琉、田内誠悟、三島舞明の4選手です。
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【7月29日全日本ジュニア合宿〈男子編:上〉】
中村俊介「怒られた先生に褒められた」
――今回の合宿に参加してみて、感想、収穫は。
中村 シニア合宿とは違って、自分よりも全員年下なので、若い人の下からの圧力、刺激がすごくもらえて、練習へのモチベーションに繫がるいい合宿だと思います。
――シニア合宿からどのように過ごしてきましたか。
中村 シニア合宿でザカリー(・ダナヒュー)先生に、なんて言うんだろうな、すごい怒られたっていうか。演技部分での去年からの進化という部分で、「あまり進化が見られない」と言われて。具体的にもすごい熱く指導してくれて、自分もそれに応えようと思って、進化しようと思って、この2週間続けてきて。だいぶ自分の中でも、演技内容が変わったっていう自信もあるし、うまくなったなっていうのもあって。またジュニア合宿に戻ってきてザカリー先生に教えてもらって、「だいぶ良くなった」っていうのを言ってくれて。「この2週間で、これだけ成長できるんだから、ここから同じように練習していったら、もっともっと上目指せる」と言われて。この2週間頑張ってきてよかったし、これからも頑張っていこうと思います。
――具体的にジュニア合宿を通じて、どんなところをブラッシュアップしていきましたか。
中村 ステップとかスピンとかスケーティングとか基礎的な部分、今までジャンプにばっかりフォーカスして、ジャンプ、ジャンプっていう練習で好きなことばっかりやってきたので、ステップとか今足りない、点数に直結するものをやってきました。
――今回、下の世代が多いという話でしたが、会話や教える場面などありましたか。
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