【島田高志郎の言葉:現地発】JO宮原知子に涙した理由を振り返り/フランス杯SP

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇11月3日◇フランス・アンジェ◇男子ショートプログラム(SP)

昨年末の全日本選手権2位の島田高志郎(22=木下グループ)は、79・30点で8位スタートとなりました。冒頭の4回転サルコーが乱れるなど不安定な立ち上がりでしたが、その後は落ち着きを取り戻し、後半につれて表情も柔らかに。「経験を積み重ねて自分らしいスケートっていうものを追い求めていく」と襟を正しました。11月2日の公式練習での言葉とともに、お届けします。

フィギュア

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GPフランス杯・ 男子SP成績


順位名前SP
1イリア・マリニン101.58
2アダム・シアオ・イムファ101.07
3鍵山優真97.91
4ルーカス・ブリチギ86.94
5スティーブン・ゴゴレフ86.14
6カムデン・プルキネン83.44
7金 博洋81.43
8島田高志郎79.3
9リュック・エコノミデ76.99
10片伊勢武アミン76.27
11ランドリー・ルネ・メ71.2
12ニコライ・メモラ70.92
公式練習後に笑顔で応対する島田

公式練習後に笑顔で応対する島田

「ありがとう」って思いながら

SPを終えて

――演技を振り返って

島田 すごく緊張しました。今だから言えるけど、悪い緊張だったと。もう「全ミスしかないぞ」みたいな。それぐらい、悪かったです。6分間練習でも「なんかいつものジャンプと違う」ってなりましたし、良くない雰囲気だなってなって。楽しむことを目標に朝起きてやってたんですけど、楽しんでいるだけじゃダメだということで。ファイターというか「戦うぞ」ってスイッチを6分間の後に切り替えて、自分にいろんな言葉を投げかけてあげてなんとか。結構ミスはあったんですけど、まとめたかなっていう風に思います。

――自分で切り替えられたのでしょうか。コーチの助けなどはありましたか

島田 もちろん、ステファンの助けだったりとかもあったんですけど、最終的には自分でどうにかしないといけないものなので。「どうしようか」と試行錯誤しながらですけど。点数で言えば、50点以下だなって思います。

――お客さんの反応はいかがでしたか

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