【友野一希の言葉】エンターテイナーが考える真のフィギュアスケーターとは/現地限定

【アンジェ=松本愛香通信員】グランプリ(GP)シリーズ第3戦で今季GP初戦を迎え、男子5位となった友野一希(26=第一住建グループ)がフリーから一夜明け、スケートに対する熱い思いを語りました。

バックフリップ解禁の話題から、理想の滑り、真のスケーターまで。現在の自身の、立ち位置の分析も含めた現地取材メディア限定のやりとりを「友野一希の言葉」として、お届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:フランス杯>◇11月3日◇フランス・アンジェ

フランス杯の一夜明け取材で笑顔を見せる友野一希(撮影・松本愛香通信員)

フランス杯の一夜明け取材で笑顔を見せる友野一希(撮影・松本愛香通信員)


順位選手名SPフリー合計
1アダム・シャオ・イム・ファ74.9171.68246.58
2島田高志郎80.42153.42233.84
3アンドリュー・トルガシェフ81.54152.1233.64
4ミハイル・シャイドロフ79.89151.97231.86
5友野一希83.45148.03231.48
6ニコライ・メモラ68.71158.91227.62
7アレキサンドル・セレフコ85.73140.38226.11
8ボーヤン・ジン88.12130.93219.05
9ルーカス・ブリッチギ77.09135.85212.94
10リュック・エコノミデス69.66135.89205.55
11カムデン・プルキネン64.48129.12193.6
12フランソワ・ピトー48.94134.23183.17
友野のフリー演技(共同)

友野のフリー演技(共同)

右股関節痛…棄権の選択肢は

フランス杯の競技を終えて

-一夜明けて、今はどのような思いですか

そうですね…。ケガがあったといえど、そりゃあ悔しいっちゃ悔しいというか。結構今シーズン、自分はグランプリシリーズに懸けていたので。ファイナルに行きたかったし。自分はまだファイナルに行けていないままで、周りから後れもあるなと感じていて、今年はかなり勝負。グランプリ1戦目から全日本ぐらいの気持ちで、結構全力でいくつもりだったんですけど、その練習がかなわなかったことと、もっと早く気づいて無理しなければ「もっといい状態で出られたかな」とか、いろいろ新しいタイプの悔しさというか。でも、この中でもできる選手でありたいし。昨日は何事もなく終えられて、フリーやって、先生は「出られて良かったね」ぐらいだったんですけど、何とか終わってもちょっと張りがあるなぐらいで終われたので、そこは良かったんですけど、みんなケガはあるし、その中でもアダム(・シャオイムファ)だってフリーちゃんとしっかりやって逆転して(三浦)佳生くんとかも前回太もも(の痛み)があったりとか、今まで羽生(結弦)くんとかもケガで練習できていない中でオリンピックで金メダルを取っている。自分はなかなか大きなケガがない選手だと思っていたんですけど、そういう中でもしっかり戦っていかないといけないし、それだけ高いレベルの練習をしているからこそ、やっぱりケガっていうのはついてくると思う。今までなかったのが本当に奇跡だっただけで、こういうことはあると思って、もっとこういう状況の中でそれをチャンスとして、もっと成長できるようにならないといけないし、そういった部分の悔しさが今回はあったかなと思います。でも、意外とこういう経験が大事だとあらためて身に染みたし、次はフィンランドまで時間はないかもしれないですけど、もっと全力で動ける状態で、ダメだったらダメだったで「ダメだったけど、MAXでできた」と思えるような演技ができたらいいと思うし、今できるベストっていうのを1回1回こなせるようになれればいいかなと思います。

-棄権する選択肢は頭になかったですか

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