【低評価を覆した男たち】お見舞いで号泣した今野泰幸は心優しき代表の癒やし系

過去もっとも、日本代表への期待感が薄かった大会ともいえた2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会。なぜこの時の日本代表は、前評判を覆し16強という結果を残すことができたのか。同大会前に代表23選手を扱った連載「奇跡に挑む者たち」を復刻掲載。彼らのルーツに、ブレイクスルーを成し遂げるヒントが隠されている。DF今野泰幸編。(2010年5月13日紙面より 所属、年齢など当時)

サッカー

<2010南アW杯 DF今野泰幸編>

派手さはないが、守備のユーティリティープレーヤーとして岡田ジャパンに不可欠なDF今野泰幸(27=東京)。今野はサッカー人生において、影響を受けた存在として、少年時代に所属した宮城・上野山FCの元監督、守光雄氏(71)の名を挙げた。守氏への取材から、「優しさ」というキーワードが浮かび上がった。