【低評価を覆した男たち】ストイック稲本潤一の頭の中はサッカー一色
過去もっとも、日本代表への期待感が薄かった大会ともいえた2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会。なぜこの時の日本代表は、前評判を覆し16強という結果を残すことができたのか。同大会前に代表23選手を扱った連載「奇跡に挑む者たち」を復刻掲載。彼らのルーツに、ブレイクスルーを成し遂げるヒントが隠されている。MF稲本潤一編。(2010年5月15日紙面より 所属、年齢など当時)
サッカー
<2010南アW杯 MF稲本潤一編>
練習休みの日、稲本は家にいることが多い。読書をしたり、ゲームをしたりして、体を休める。すべては「自分のすべて」というサッカーのためだ。「ストイックだからこそ、9年間も海外でできたと思う」と代理人の田辺伸明氏(44)は言う。それほどプレーに集中できる精神力は、毎日往復3時間かけて通ったG大阪の下部組織でつくられた。指導してきた上野山信行氏は言う。
