【低評価を覆した男たち】川口能活あえて代表GKのクラブへ 松永成立に学んだ日々

過去もっとも、日本代表への期待感が薄かった大会ともいえた2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会。なぜこの時の日本代表は、前評判を覆し16強という結果を残すことができたのか。同大会前に代表23選手を扱った連載「奇跡に挑む者たち」を復刻掲載。彼らのルーツに、ブレイクスルーを成し遂げるヒントが隠されている。GK川口能活編。(2010年5月29日紙面より 所属、年齢など当時)

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<2010南アW杯 GK川口能活編>

サプライズ選出で、4大会連続W杯メンバー入りしたGK川口能活(34=磐田)には、受け継いだバトンがあった。かつて日本代表の守護神だったGK松永成立(47)を目標とし、プロ生活をスタートさせた。「将来の日本代表」と言われ、順調に歩んできたかのような川口だが、大先輩松永の最初の評価は低かった。しかし川口は、目の前の大きな壁をじっと見つめ続け、いつの日か乗り越えていくため、静かに闘志を燃やしていた。