辰吉丈一郎は今も「朝走ってジム行って」 いまだ現役のカリスマを訪ねた

コロナで先の展望が見えない閉塞(へいそく)感が募る現在。そんな時代だから、あらためて1人の男の生き様に触れたい。辰吉丈一郎。元WBC世界バンタム級王者で、今も現役を続ける「カリスマボクサー」だ。辰吉の今に迫りたく、声を聞いた。

ボクシング

「いつもと一緒よ。朝走って、ジムに行って。ジムに行けん時は家でシャドーしたり。(新型コロナウイルスの影響で)落ち込んでる暇なんてないよ。だいたい(自分の中に)リミッターがないから、頑張るしかないやん。しんどいのはみんな同じ。自分がやってきた道を信じて進むしかない。自分しか助けてくれへんのやから」

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スポーツ

実藤健一Kenichi Sanefuji

Nagasaki

長崎生まれ、尼崎育ちで九州とお笑いを愛する。
関大を卒業後、90年に入社。約2年の四国勤務でいろいろ学び、大阪に戻って主に大相撲、ボクシングを担当。
その後、担当記者として星野阪神の優勝に立ち会えて感動。福岡勤務などをへて相撲、ボクシング担当に舞い戻る。