元日本代表GK南雄太の息子太童 熊本・大津高で「お父さんを超す、という夢」を追う
22年のJリーグ登録選手1759人中、5番目の年長42歳にして、今なおJ2大宮アルディージャで正GKを務める南雄太。彼の長男南太童(たいどう)も父と同じGKとして熊本の強豪、大津高校でプレーしています。背中で生き様を見せる父と、自然とその姿を追いかける子-。南家の親子の物語です。
サッカー
42歳現役の父と選手権準優勝校の最上級生
30年目のJリーグが開幕した。J2でも、大宮アルディージャのベテラン、元日本代表GK南雄太(42)が2月19日の開幕戦で、古巣の横浜FCを相手にプロ25年目のスタートを切った。
この試合、アウェーで終了間際にPKを与え、2-3で痛い黒星発進。「去年から取りこぼす試合が多くて、なかなかその壁を乗り越えられないので、上に行くためにも改善しなければいけない」とコメントした。
続く2月26日の第2節、アルビレックス新潟戦(ホーム)にもフル出場。2-2で勝ち点1を手にした。
また新たなシーズンが始まった。サッカーにかける南。そんな親子の物語を、お届けする。
◆南雄太(みなみ・ゆうた)1979年(昭54)9月30日生まれ、神奈川県出身。読売クラブ(東京V)のジュニアユースから静岡学園高へ進み、1年生ながら正GKとして全国高校選手権優勝に貢献。同校から98年に柏レイソル入りし、12年間を過ごし、10年からはロアッソ熊本、14年からは横浜FCでプレー。20年にはチームのJ1昇格によって、個人としては11年ぶりに1部の舞台に復帰した。21年夏には大宮アルディージャへ移籍し、J2残留の原動力となった。97、99年にU-20日本代表として、ワールドユース(現U-20W杯)を経験。柏でプロになった98年から今年まで25年連続で毎年、Jリーグの公式戦でプレーしている。185センチ、82キロ。
◆南太童(みなみ・たいどう)2004年(平16)10月25日生まれ、千葉県出身。幼少期からサッカーに親しみ、小学4年生の時に神奈川の品濃ウイングス入団。当時からポジションはGK。横浜FCジュニアユースを経て、大津高に進学。サッカー人生での目標は「父を越すこと」。175センチ、65キロ。家族は父雄太、母、姉、妹、弟。
親元離れ厳しい環境に
2022年1月10日。第100回全国高校サッカー選手権大会決勝で、大津(熊本)は青森山田に敗れて初優勝を逃した。
背番号30を背負ったGK南太童(たいどう=2年)は試合後、「表彰式で、2位と1位は全然違うんだと実感した。素直に悔しかった」と気持ちを明かした。
全6試合、ベンチ入りはなし。すでに活動をスタートさせた新チームでのリベンジに燃える南の父は、大宮GK南雄太だ。
