【闘魂の実像:新日本編12】消費税に延髄斬り!国会に卍固め!国会議員〈全45回〉

アントニオ猪木さんが2022年10月1日午前7時40分、心不全のため都内の自宅で亡くなった。79歳だった。日刊スポーツでは06年に行った計8時間に及ぶロングインタビューをもとに45回の連載を掲載した。そこで綴られた波瀾万丈の人生を「闘魂の実像」と題して再録する。第3章「新日本プロレス編」の第12回。(敬称略)

プロレス

〈第3章・第12回(全45回)〉

1989年(平元)7月、アントニオ猪木は参議院選挙に立候補した。初の東京ドーム興行を大成功させたわずか3カ月後の決断だった。ソ連(現ロシア)のアマチュア選手をリングに上げたことで、猪木の興味はプロレスの枠を飛び越えた。レスラーとして培った世界のネットワークと行動力を、国際社会で生かしたいと思った。

スポーツ

田口潤Jun Taguchi

入社以来、スポーツ部では、五輪競技、相撲、サッカー、プロレス、格闘技、ボクシング、ゴルフを担当。五輪は98年長野、04年アテネ、14年ソチ、16年リオデジャネイロ大会を取材。
プロレス取材は05年で、新日本の暗黒時代だった。