油断と傲慢…日本女子OP黒歴史「ゴルフ知らないんじゃない?」怒り噴出異常な4日間

女子ゴルフの日本女子オープン選手権は「日本一決定戦」だ。主催の日本ゴルフ協会(JGA)は、国・地域を代表するナショナル・オープンの威信をかけて「難セッティング」で選手の挑戦を受けて立つ。しかし、やり過ぎた過去はある。国内最高峰競技の“黒歴史”が、優勝スコアがツアー史上最悪の通算14オーバーとなった01年大会(北海道・室蘭GC)である。(年齢は当時)

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<01年日本女子オープン選手権 ◇9月27~30日◇北海道・室蘭GC(6396ヤード、パー72)◇出場132人(うちアマ21人)>

難セッティングに苦しみながら「異常な4日間」を14オーバーで制した島袋美幸。プロ17年目のツアー初優勝、岡本綾子の祝福を受けると涙がこぼれた

難セッティングに苦しみながら「異常な4日間」を14オーバーで制した島袋美幸。プロ17年目のツアー初優勝、岡本綾子の祝福を受けると涙がこぼれた

【01年日本女子オープン主な選手成績】(※パー72。下段は通算スコア)


順位選手 第1日 第2日 第3日 最終日
優勝 島袋 美幸(17年目公式戦初V)71 75 77 79
-1 +2 +7 +14
2位 岡本 綾子(当時50歳、世界のアヤコ) 75 76 75 80
+3 +7 +10 +18
3位 黄 玉珍(台湾出身の7年目) 76 74 80 78
+4 +6 +14 +20
5位タイ 宮里 藍(当時高1でアマ参加) 74 79 77 80
+2 +9 +14 +22
9位タイ不動 裕理(6年連続賞金女王の2年目) 75 81 78 77
+3 +12 +18 +23
14位タイ 高村 亜紀(初日2アンダー首位)70 81 82 80
-2 +7 +17 +25
20位タイ 天沼 知恵子(初日1アンダー2位)71 83 78 84
-1 +10 +16 +28
27位タイ小林 浩美(現JLPGA会長会長)76 81 83 78
+4 +13 +24 +30
30位タイ塩谷 育代(92,95年賞金女王) 73 81 86 80
+1 +10 +24+32
予選落ち中島 佳乃(中嶋常幸の長女) 87 87
+15 +15

無謀なセッティング 前代未聞の14オーバー優勝

優勝した島袋美幸(41)のリーダーボードのスコアは「+14」だった。「-」ではなく「+」だ。取材者のメモにはバーディーを示す「○」はもちろん、パーを示す「・」が極端に少なく、ボギーの「△」ダブルボギーの「□」ばかり…。2001年9月27~30日、北海道・室蘭GCで開催された日本女子オープンはそんな“たたき合い”だった。

島袋は「ホッとしてます。4日間、よう我慢して戦ったなあと」と言った。沖縄県豊見城市生まれで、プロ17年目。地道にキャリアを重ねた末のビッグタイトルに泣いた。感極まった心。それは当然だが、日本女子ゴルフ史上まれに見る異常な4日間、72ホールを戦った心境は、どんなものだったのか-。

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