【馬場咲希/女子ゴルフを追う】「えへへ」父との距離感が伝わってきた17歳

昨年の全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希(17=東京・代々木高2年)が、今季国内ツアー第3戦のTポイント×ENEOSトーナメント(3月17~19日)に主催者推薦で出場した。通算9アンダー、207で16位に入り、ベストアマを獲得した。1月にオーストラリア女子アマ、2月に米ツアーのホンダLPGAに出場。今大会が国内ツアー今季初戦となった。プロの優勝争いに加わる堂々の戦いで、「悔しい」と「楽しい」を連発した。

ゴルフ

〈Tポイント×ENEOSトーナメントより/3月17~19日〉

【最後に馬場咲希を追った25ショット掲載】

公式練習 18番、笑顔でホールアウト

公式練習 18番、笑顔でホールアウト

【公式練習日/3月16日】4カ月ぶり父哲也さんがキャディー

馬場は公式練習後に取材に応じた。

「準備期間が結構あったので、調整することは調整できた。まぁまぁかな」

2週間前にコースを訪れ、練習ラウンドを2回行った。調整については「ショットもパットもアプローチも全部しました」。

キャディーは昨年11月のアジアパシフィック女子アマ以来、父哲也さん(47)が務めることになった。

「キャディーをやっていただける方がいらっしゃらなかったので、お父さんにやってもらうことになりました」

練習ラウンド中に時々、哲也さんと笑顔で会話していた。仲よさそうと言われると「えへへ。そうですか」と照れ笑い。

父がキャディーを務めるメリットについて「結構、咲希のくせを分かってくれているので、終盤になったらこうなる、悪い時こうなる、というのを分かってくれている。ためになります」と素直に感謝した。

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スポーツ

近藤由美子Yumiko Kondo

Aichi

愛知県名古屋市生まれ。98年入社。経理部を経て02年に文化社会部。
芸能担当として15年以上、音楽、映画、テレビと全担当を経験。音楽担当時代、08年から16年1月のSMAP解散騒動直後までジャニーズ担当。
19年2月から社会担当として事件、政治、東京五輪を取材。
21年4月にスポーツ部。同年11月からゴルフ担当。22年春から本格的にツアー取材を行う。同年夏スコットランド選手権で古江彩佳の米ツアー初Vを取材。