【150秒の青春】箕面自由チア日本一への序章~演技は?期待する選手は?コーチへ10の質問

チアリーディングの第33回関西選手権大会は6月16日(Asueアリーナ大阪)に開かれる。昨年、自由演技競技ディビジョン1は中高と箕面自由学園が“姉妹V”を達成。ジャパンカップにつながる大事な今季初戦。GOLDENBEARSのコーチ陣に仕上がり具合、期待する選手、連覇への自信など10の質問に答えてもらった。

その他スポーツ

アメリカから超速報
吉田がNFLチア合格

NFLマイアミドルフィンズのチアリーダーに挑戦している箕面自由学園GOLDENBEARS出身の吉田彩子が、2024年度も超難関のオーディションに合格した。

高校時代はBチーム。帝京大BUFFALOSから富士通に入社しチアリーダー部Frontierettes、東京ガールズなどで活躍。休職して2022年4月に渡米していた。

挑戦3度目で3年連続の合格。現地から届いたメッセージにはこう記してあった。

「先日行われましたマイアミドルフィンズチアリーダーオーディション2024 合格しました! 今年3度目のオーディション、毎年プレッシャーが上がっていくのを感じて緊張していましたが、ひとまず合格できて安心しています! トレーニングキャンプを経て最終的なメンバー確定になるので、今年もフィールドで応援できるようあと少し頑張ります。応援いただきありがとうございます」

オーディションのソロダンスは、祖母から譲り受けた着物をリメーク(写真)して和風のコスチュームで臨んだという。

◆吉田彩子(よしだ・あやこ)1993年(平5)3月2日、大阪生まれ。幼稚園の頃にチアと出会い、千里ファイティングBeeで始める。小学校の時に父の転勤で茨城へ。つくばオールスターチア(奥寺由紀代表)の1期生。同チームの公式HPには発足の理由として、吉田の写真とともに「最初は、たった一人の女の子の『チアがやりたい』という夢を叶えるためだった」と記してある。箕面自由学園から帝京大、富士通。身長153センチ

関西選手権連覇へ
伝統と背負う重圧

大会に向けた緊迫感が高まりつつあった。

関西選手権を1週間後に控え、GOLDENBEARSが最後の調整を進めていた。

まだ、ちらほらとミスが出る。選手たちで集まり、それを解決していく。

すぐに修正できることもあれば、何度やってもミスが続いてしまうこともあった。

コーチから声がかかる。

「自分たちだけじゃないねんで。

たくさんの人たちの思いが、あるんやで」-

2023年 関西選手権大会上位成績

◆総合優勝 梅花女子大

◆自由演技競技ディビジョン1

〈中学の部〉

1位箕面自由学園中A、2位梅花中A、3位堺チアリーディングクラブA

〈高校の部〉

1位箕面自由学園高、2位梅花高、3位同志社国際、4位大阪産業大付、5位大阪学院大高、6位立命館宇治、7位啓明学院 (3位までがジャパンカップ予選通過、7位までがフライデートーナメント出場)

〈大学の部〉

1位梅花女子大、2位関西大、3位大阪学院大、4位同志社大同女子大、5位立命館大、6位関西外大同短大 (2位までがジャパンカップ予選通過、6位までがフライデートーナメント出場)

〈社会人の部〉

1位MJGチアリーディングクラブ、2位クラブチームMTG、3位大阪チアリーディングクラブ

◆自由演技競技ディビジョン2

1位梅花女子大A、2位箕面自由学園高B3位箕面自由学園高A

◆自由演技競技

〈小学校低学年の部〉

1位堺チアリーディングクラブ、2位箕面チアリーディングクラブSHINIES

〈小学校高学年の部〉

1位堺チアリーディングクラブA、2位履正チアリーディングチーム、3位箕面チアリーディングクラブSHINIES

日本一を続けてきたチームには、背負うものがあった。

受け継がれる伝統。それは部員にとっての誇り-。

その伝統や誇りが、選手たちにとっては、いつしか重圧に変わってしまう。

連覇を守ること。日本一を続けていくことのプレッシャーと、彼女たちは戦っていた。

片隅で涙を流している選手が何人かいた。壁にぶつかっては、なんとかしようともがく。それを繰り返すことで、たくましくなっていく。

Aチームが集まり、輪になった。

トップの井上結七(3年=厚木チアリーディングクラブ)が、こう切り出した。

Aチームが輪になり、みんなで声を掛け合っていた

Aチームが輪になり、みんなで声を掛け合っていた

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スポーツ

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。