【150秒の青春】堺MARINEただ一人のメンズチアは主将でエース、狙うは日本一!
堺チアリーディングクラブMARINEが〝下克上〟の日本一を目指す。関西選手権大会(6月16日)ディビジョン1中学の部で自由演技2位。絶対的エースを擁し、ジャパンカップ(8月29日~9月1日)は頂点へ上りつめる。小学校低学年、高学年の部はともに優勝を飾った。
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〈関西選手権大会 連載2〉
来週火曜日も関西選手権特集!梅花高校RAIDERSが登場!
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☆堺MARINE小学校低学年の部、高学年の部で関西制覇!
☆関東選手権 超速報
帝京大Buffalosが総合優勝! 自由演技競技ディビジョン1 圧巻の演技で282・5点の高得点V
高校の部は千葉明徳が制覇!
中学の部と小学校高学年の部は伊豆の国チアリーディングチーム、小学校低学年の部はあつぎチアリーディングチームが優勝!
(堺MARINEなど写真をたくさん掲載)
小学生は低、高学年ともV
中学はジャパンCで逆襲へ
まるで透き通った海のようなブルー。爽やかなユニホームをまとった堺MARINEの16人が、関西選手権のマットに立った。
自由演技競技ディビジョン1中学の部。始まりは、4人のトップが風車のように宙を舞う。
力強いジャンプと、アームモーション。そしてタンブリング。
統一感があり、16人の呼吸が1つになる。
勝負をかけた演技は、ほんの少しのミスがあった。
4基のスタンツの1基が崩れると、その後も小さなミスが続いてしまう。
それでも、会場に響き渡った大きなコール。音楽とともに続くダンス。会場からの大歓声を浴び、MARINEのメンバーは最後まで持てる力を出し切った。
結果はディビジョン1中学部門で箕面自由学園中に続き、自由演技2位(総合は3位)。ジャパンカップはフライデートーナメントからの出場になる。
大会から数日が過ぎ、堺市内の練習場を訪ねた。
中学生チームで唯一のメンズチア。キャプテンでエースの高松咲太朗(中3)に声をかけた。
背筋を真っすぐ伸ばし、しっかりと目を見て話す姿はとても礼儀正しい。このチームを引っ張る彼の思いは、こうだった。
「コーチは遅くまで練習に付き合って頂いて、僕たちに教えてくれています。保護者の方々も夜遅くなっても、練習が終わるまで待ってくれているんです。僕たちを支えてくださっている人たちに恩返しがしたかったけど、いい結果が出なくて悔しかったです」
その日の練習を最後まで見ていた。
小学生のメンバーが重いマットを動かしている時、彼は練習を止め、走り寄って一緒に運んでいた。小学生がタンブリングを始めると、それを見守りながら時折、アドバイスをする。
その光景だけでも、キャプテンでエースという役割を任されている理由が分かるような気がした。
彼とともに、日本一へ上りつめようとしているメンバー全員の思いを聞きたくなった。
学校行事もあって何人かが休んでいたが、練習に来ていたAチーム全員に話を聞いた。
ジャパンカップまで、あと2カ月―。
堺チアリーディングクラブMARINEの逆襲が始まろうとしている。
その思いを描く。
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茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。
