【150秒の青春】箕面自由学園チア4人に聞いたジャパンカップ5連覇への決意

チアリーディングのジャパンカップ日本選手権は、8月29日に国立代々木第一体育館で開幕する。ディビジョン1高校の部は今年も箕面自由学園GOLDENBEARSが優勝争いの軸になるだろう。頂点に立てばコロナ禍で接触のないスピリッツ部門で実施した20年を含め5連覇。カギを握る4選手に素直な思いを聞いた。

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この夏の甲子園に初出場する札幌日大とGOLDENBEARSのメンバー(撮影・益子浩一)

この夏の甲子園に初出場する札幌日大とGOLDENBEARSのメンバー(撮影・益子浩一)

8月29日開幕!
決勝は9月1日

負けが許されない重圧を、背負っている。

ジャパンカップの歴史を振り返る。

箕面自由学園は2009年に9連覇を達成。2011年から8連覇、2020年から4連覇している。

21世紀を迎えた2001年からの23年間で頂点に立てなかったのは2度だけ。いずれも優勝を譲ったのは、同じ大阪の梅花だった。

「先輩からもらった(連覇の)バトンを、後輩へつなぐ」

GOLDENBEARSの選手たちは、それが合言葉のようになっている。

夏休みに入ってからというもの、練習はより濃密なものになっていた。

集中力は研ぎ澄まされ、細部までこだわり、完成度の高いものを求めていく。

ライバルは他校ではなかった。

超えなければいけない壁は、自分たちの心にある。

そして、具体的な目標として掲げているのは、昨年の先輩たち。

1年前のジャパンカップ準決勝で出したのは高校世代の歴代最高となる283・5点(300点満点)。

それは、大学部門を制した帝京大の準決勝(283・0)をも上回った。

昨年の先輩に追いつき、追い越す-。

その先に日本一の頂があるだろう。

ATSUGI ALL STARSとの合同練習で声をかけるトップの井上(中央)

ATSUGI ALL STARSとの合同練習で声をかけるトップの井上(中央)

今年は「谷間」と言われた世代でもあった。

それでも諦めずに練習を重ね、関西選手権大会で総合優勝を果たしている。

トップの井上結七(3年)は、胸の内をこう明かしている。

「私たちは『勝てない』と言われた世代なんです。それが悔しくて。『最初は弱かったけど、強くなったよね』って、そう言われたい。弱くても努力をすれば日本一になれる。それを見せたいです」

久しぶりに練習が休みの日だった。

7月31日、普段から練習をする桂門ホールに3年生全員が集まっていた。

夏休みの数少ない休日でも、彼女たちはジャパンカップで勝つという目標を達成するために必死だった。

選手だけのミーティングは3時間に及んだという。

大会に向け、選手たちには並々ならぬ思いがあった。

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益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。