井上尚弥 世紀の東京ドーム興行舞台裏を大橋会長明かす/取材ノート6

4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)らが出場した日本初の「ボクシング4大世界戦」は5月6日、東京ドームで開催されました。1990年(平2)2月11日、元統一ヘビー級王者マイク・タイソン-ジェームス・ダグラス戦以来、34年ぶりとなる東京ドームでのボクシング興行でした。その舞台裏は…。

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大橋会長「偶然のタイミング。運命めいたもの」

偶然のタイミングで舞いこんだオファーだった。昨夏、大橋ジムの大橋秀行会長(59)のもとに、東京ドーム側から興行開催の打診を受けた。「通常予約ならば1年先まで待たなければならない」(同会長)が、東京ドーム側からの要請で候補日も提示。選手の試合間隔も考慮し、5月6日を選択した。ジム創設30周年にドーム興行を行った同会長は「オファーは偶然のタイミング。運命めいたものだった」と振り返る。

元統一ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)が行った90年2月の防衛戦以来、34年ぶりとなる東京ドームでのボクシング興行が実現した。前日にはプロ野球巨人-阪神戦が行われていたため「ぶっつけ本番」の連続。新日本プロレス恒例の1・4ドーム大会でリング&座席設置のノウハウを持つドーム側の全面協力を得て計21時間ほどで設営を完了したものの、選手たちはリハーサルなしで入場の花道を歩いた。

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