【ノーザンハピネッツ日和〈4〉】中山拓哉9年目「染まってるなぁ」秋田愛を語る

秋田ノーザンハピネッツの「心臓」とも称されるPG/SG中山拓哉選手(30)が9年目のシーズンを迎えています。

ここまで全試合に出場し、アシスト、スチール数でチームトップ。リバウンドでもチーム日本人最多をマークしており、その強靱(きょうじん)なフィジカルで攻守に躍動しています。

第4回は、神奈川・横浜市出身の中山選手の9年目の決意と“秋田愛”に迫ります。

バスケットボール

 
 

◆中山拓哉(なかやま・たくや)1994年(平6)7月24日生まれ、神奈川県出身。東海大4年時に特別指定選手として秋田に加入。今季で9季目を迎える。17-18年にB2で、18-19年にB1でスティール王。ポジションはポイントガード、シューティングガード。182センチ、85キロ。

「住んでから、暑がりになったっす」

秋田にやってきて9年目、気づけば中山の五感は秋田に染まっていた。

「基本会話がわかりますね」

秋田弁もお手の物。

「全然困らなくはなってきています。それにちょいちょい出ます。『なんも』(秋田弁で『どういたしまして』)とかは出ちゃう。あとは白子(秋田弁で『だだみ』)って言わなくなりましたね(笑い)」

雪も見慣れた。

「扉をばって開けた時に『ああ雪かぁ』ってなりますね。いまだに」

毎冬に嫌気は差すが…。

「昔ほど『うわ、雪だ!』もないし、ああ雪かっていう慣れがある。運転とか雪おろすとか、いろんなことには慣れてきて、別になんとも思わなくなりました」

東北の厳しい寒さにも慣れた。

「僕めちゃくちゃ寒がりだったんですけど、秋田に住んでから、どっちかというと暑がりになったっす」

身も心も秋田に適応した。味覚も変化した。

「秋田に来て日本酒好きになりました。今まで日本酒なんて飲むもんじゃねえって。言い方悪いですけど(笑い)。秋田に来てめちゃめちゃ好きになりました」

オフシーズンには友人や家族と日本酒を飲むこともある。

「親が見に来てくれた時も、自分の好きな秋田の日本酒を紹介したり。(親が)普段一切飲まないのに秋田の日本酒はおいしいって言ってるぐらい。でも、そういうの紹介できるようになったのは秋田に染まってるかもしれないです。こういうのいいよとか。長いんで、お店とかも色々分かるようになってきたり。染まってるなぁ…」

しみじみと続けた。

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