【150秒の青春】日体大VORTEX涙の3位~4年生の思いは後輩へ受け継がれた

日体大チアリーダー部VORTEXが新たなスタートを切った。昨年12月の学生選手権大会(インカレ)はディビジョン1競技女子部門で3位。果敢に挑戦したトリプル3基のうち1基を失敗した。悔し涙に暮れた彼女たちは、1月11日から新チームが始動。再び日本一の目標を追う日々が始まる。

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ディビジョン1は3位、ディビジョン2で総合優勝した日体大VORTEXのメンバー。日本一は次の代に託された(チーム提供)

ディビジョン1は3位、ディビジョン2で総合優勝した日体大VORTEXのメンバー。日本一は次の代に託された(チーム提供)

果敢に挑んだトリプル「絶対やりたかった」

先輩の姿を見ていた。

昨年末、インカレは間近に迫っていた。

練習が終わってからも、4年生たちは遅くまでコーチ陣と話し合いをしていた。

夏のジャパンカップは大会直前にトリプル3基への挑戦を断念。

それは苦渋の決断だった。

このメンバーでやれる最後の大会、どうしても成功させたかった。

1年生の杉下陽菜(箕面自由学園)は素直な胸の内を教えてくれた。

「ジャパンではトリプルができなかったので『絶対にこのメンバーでやりたい!』というのはありました。裏で4年生たちがめっちゃコーチと話をしてくれて、自分たちの思いを伝えてくれているのを知っていたから。

やっと実現できた技だからこそ、絶対に決めたかった。4年生がいなければできなかったことなんです。大好きな先輩たちのチア人生の最後を、いい演技で終わらせてあげたかった」

インカレから3週間近くが過ぎても、まだ悔しさが残る。

それだけ、あの大会に懸けていた。

正月の箱根駅伝で応援するVORTEX(チーム提供)

正月の箱根駅伝で応援するVORTEX(チーム提供)

正月の箱根駅伝の応援を経て、1月11日からVORTEXの新チームが始動した。

今年こそ、必ず―。

日本一を取り戻す年にする。

再びはい上がろうとしている彼女たちの決意を聞いた。

ディビジョン1で3位に終わり表彰式で悔し涙を流した(撮影・たえ見朱実)

ディビジョン1で3位に終わり表彰式で悔し涙を流した(撮影・たえ見朱実)

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スポーツ

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。