【元朝青龍囲み取材全文】「あの野郎。甘えているんでしょうね。かわいいですけれど」

大相撲の新横綱豊昇龍(25=立浪)が1月31日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行いました。約3500人の観衆の前で雲竜型を披露。おじで元第68代横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(44)も来日し、親族用の観覧エリアで見守りました。

儀式終了後は報道陣に囲まれ取材対応。顔なじみのベテラン記者とジョークを交えながらあいさつするなど、現役時代同様に、ちゃめっ気と元気いっぱいでした。

大相撲

「馬から落ちて腕を骨折したことがあった」

―お元気そうですね

元朝青龍なんか安定して土俵入りしたな、あいつ。

―その豊昇龍関の土俵入り、いかがでしたか

元朝青龍ほんとに22年ぶりで。僕とまったく同じようなスケジュールを踏んでいますし。うれしいですよね、何よりも。

新横綱豊昇龍の横綱推挙状授与式に臨む、元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(左)(撮影・小沢裕)

新横綱豊昇龍の横綱推挙状授与式に臨む、元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(左)(撮影・小沢裕)

―ご自身の新横綱のときも…

元朝青龍そうですね、1月場所だった。まったく同じですよね。

横綱昇進を果たした朝青龍は騎馬に乗って笑顔で万歳(2003年1月29日撮影)

横綱昇進を果たした朝青龍は騎馬に乗って笑顔で万歳(2003年1月29日撮影)

―豊昇龍関が横綱に昇進した初場所、優勝決定ともえ戦をご覧になられてどう感じましたか

元朝青龍いや(昇進は)あんまり気にしなかったんですけどね。でも、やっぱり先場所の後半から変わってきたね。動きもいいし、腕を伸ばすところも、突き出しのところのキレがいいなと。安定していましたね。まあ、(昇進は)タイミングが良かったんじゃないですか。

―朝青龍さんも、横綱となってこの明治神宮で最初の土俵入りをお披露目しました

元朝青龍そうですね。今、母親が泣いちゃっていたけれど。おやじと結婚して55年になるんですが。

朝青龍の明治神宮奉納土俵入り。露払いは高見盛 (2003年1月31日撮影)

朝青龍の明治神宮奉納土俵入り。露払いは高見盛 (2003年1月31日撮影)

―ご自身のときと比べ、おいっ子さんの土俵入りはいかがでしたか

元朝青龍いやあ、自分のときは正直、何も知らないんですよ。わかんないから、教えてくれればよかったのにっていうか。まあ、(豊昇龍に)厳しく言うのはおかしいけども、早く慣れるようにと言いたいですね。

新横綱豊昇龍の明治神宮奉納土俵入りに臨む、おじで元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(中央)(撮影・小沢裕)

新横綱豊昇龍の明治神宮奉納土俵入りに臨む、おじで元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(中央)(撮影・小沢裕)

―小さい頃から、おじさんの土俵入りをずっと見ていた

元朝青龍そうですね。彼のお父さん、うちの一番上の兄貴なんですけど。おやじとずっと一緒だったんで、場所が終わった帰りとかでも、よくイチゴを買ってあげたりしたんですよね。イチゴとかフルーツとか、そういうのを。そこからの付き合いといったらおかしいけれど、巣立ちだね。

―そのかわいい、おいっ子さんが、横綱としてこうして土俵入り。おじさんとしてはどうですか

元朝青龍懐かしい写真をちょっと見たんですけどね。モンゴル相撲の靴を履いている写真を見てて、面白いなあと。

―小さい頃の豊昇龍関はどんな子だったんですか

本文残り69% (2231文字/3249文字)