【150秒の青春】日本一狙う日体大VORTEXに加わる新たな才能~関西遠征密着

昨夏のジャパンカップ大学部門で準優勝した日体大VORTEXは、日本一奪還に向けて新チームが本格的に動きだした。チームを支えた4年生が卒業した一方で、将来性豊かな新1年生が加入。3月末にあった関西遠征を密着取材した。

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「150秒の青春」は次回3月31日が最終回

梅花高で行われた合同練習には日体大、履正社が参加した(撮影・益子浩一)

梅花高で行われた合同練習には日体大、履正社が参加した(撮影・益子浩一)

箕面自由の主将、梅花のエース

青マットにはたくさんの笑顔があった。

無敵の強さを目指しつつ、それでいて楽しく、美しい。

練習を見ているだけでVORTEXの魅力を感じることができた。

27日にあった梅花高RAIDERSと履正社高OCRANS、翌28日の箕面自由学園GOLDENBEARSとの合同練習。

高校生チアを教えながら一緒に成長しようとする姿を見ることができた。

箕面自由学園(手前)の部員たちと輪になって話をする日体大のメンバー

箕面自由学園(手前)の部員たちと輪になって話をする日体大のメンバー

優しいまなざしで練習を見守っていたのが大槻彩子ヘッドコーチ(HC)だった。

「今年の新4年生は7人しかいないんですよ。少ないけれど個性豊かな選手がそろっているから、それがプラスに働くんじゃないかという予感があるんです。いい意味で天才肌が多い。そこに新1年生が加わる。今は自由参加で来てくれているんですけど、新しく入ってくれる彼女たちの勢いがすごいんです」

4月になれば新入部員が20人ほど加入する。

そのうちの1人が、梅花高出身で今回の合同練習にも参加していたトップの池田桜だ。

高校チームで史上初めてトリプル3基を成功させ、1月の全日本高校選手権で優勝に導いた梅花のエース。

そしてジャパンカップ女王の箕面自由学園でキャプテンを務めたミドルの高山智子(顔写真)も日体大へ進む。

さらには千葉明徳のスポット池田里衣もいる。

昨夏のジャパンカップで日体大はディビジョン1大学部門で準優勝、12月のインカレは3位。

日本一奪還へ、強くなりそうな予感を漂わせている。

大槻HCは素直な胸の内を教えてくれた。

「トリプルは入れたいです。学生たちもやりたいっていう思いを持っているんじゃないかなあ。ダブルだけど少し展開を速くして目新しい技を入れた方が華やかになるんじゃないかとか、いろいろ考えてはいますけど。トリプルは選択肢にあります」

日本一奪回に向けた新生VORTEXの思いを取材した。

卒業生たちとの記念撮影。日本一への願いは後輩に託された(チーム提供)

卒業生たちとの記念撮影。日本一への願いは後輩に託された(チーム提供)

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益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。