根本康広調教師 人馬を育てた名伯楽が引退 それでも続く「根本ファミリー」の系譜
騎手としてダービーや中山大障害を勝つなど華々しく活躍し、調教師としては5人の騎手を育てた根本康広調教師(70)が、3月1日の開催で定年引退を迎えました。師匠の橋本輝雄調教師から受けた愛情を弟子に注ぎ、いい時も悪い時も生来の明るさでホースマン人生を駆け抜けました。
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★根本康広調教師が語った主な内容
- 師匠・橋本輝雄調教師への感謝と恩返しの思い
- 5人の弟子それぞれへの指導と深い愛情
- 長浜鴻緒へのダービー制覇への期待
◆根本康広(ねもと・やすひろ)1956年(昭31)1月31日、東京都生まれ。73年に橋本輝雄厩舎の騎手候補生となり、77年にデビュー。79年にバローネターフで中山大障害・春を制して重賞初制覇。87年のメリーナイスでダービージョッキーとなる。85年天皇賞・秋では13番人気ギャロップダイナでシンボリルドルフを破る大金星を挙げた。通算2633戦235勝。重賞は14勝。97年に調教師免許を取得し、98年に開業。これまでに6407戦217勝(2月27日現在)。メリーナイスは88年公開の映画「優駿 ORACION」のモデルにもなった。
◆岡山俊明(おかやま・としあき)1965年(昭40)東京都生まれ。中学生のとき、スリージャイアンツが勝った天皇賞・秋を、父親が好きな出目のサブロク(3―6)で穴馬券を取り、競馬への興味が膨らむ。早大では競馬サークルで研究に励み、初めてのダービー生観戦は84年シンボリルドルフ。入社8年目の1996年に中央競馬担当記者となり、曲折を経て2024年から現場に復帰した。好きな馬はサクラユタカオーとその子孫たち、シラユキヒメとその子孫たち。会心の的中は給料全額を投じた朝日杯3歳Sミホノブルボンの単勝(150円、鼻差)。
猫7匹・犬2匹と暮らす「親」の素顔
根本康広調教師の自宅には2匹の犬と7匹の猫も住んでいる。食事の時など特ににぎやかだ。犬はフレンチブルドッグの「おもち」と「こんぶ」。猫は「むぎ」「なな」「みお」「おかか」「かつお」「うなぎ」「おこめ」。猫たちはかつては野良猫で、それぞれ縁あって温かく迎え入れられた。ある子は、家族で出かけた先ですり寄ってきたという。見捨ててはおけず、その数は自然に増えていった。しつけることもあるけれど、見守るまなざしは優しい。その姿は、これまで弟子6人を迎え入れた〝親〟に相違なかった。
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