5月デビューの130期生は、香川支部から門田栞(かどた・しおり=21)と西丸侑太朗(にしまる・ゆうたろう=18)の2人が、16日の丸亀で初戦を迎える。


デビューを間近に控える香川支部の門田栞(左)と西丸侑太朗
デビューを間近に控える香川支部の門田栞(左)と西丸侑太朗

門田は高校を卒業後、2年のゴルフ場のレストラン勤務を経てレーサーになった。ある日、唐突に父に見せられたレース動画に魅了されて受験。高校でのボート競技の活躍が認められ、スポーツ推薦枠を得て入所がかなった。

訓練では、ボート競技とは異なる操縦の違いに苦戦し、何度も心が折れそうになった。だが、父の「自分に負けるな」の言葉、ボート競技で培った忍耐力で乗り切った。

女子初のSG制覇を果たした遠藤エミの快挙は、訓練終盤にテレビで見て、鳥肌が立つぐらいみんなが感動した。さらに同じ愛媛出身の先輩・平高奈菜との出会いにも刺激を受けた。「まずはあいさつ。おかの上での行動をきっちりするのが大事。それができればレースに集中できる」とアドバイスをもらった。「新人らしく6コースから握って回るレース」を目指して挑む。

西丸は、小学2年時に近所付き合いのあった秋山広一のペアボートに乗り、ボートレーサーを志した。「香川を代表するレーサーになりたい」という夢の1歩を踏み出す。