やはりこの男がいないと盛り上がりに欠ける。スーパースター峰竜太が30日、地元のからつでおよそ4カ月ぶりの復帰レースに挑む。

初心に返って地元で練習に取り組む峰は、4カ月ほど休んでいてもやっぱり峰だった。ブランクなどどこ吹く風だし、オーラも半端ない。稽古で胸を借りた後輩たちは、あらためてすごさを体感したという。


峰竜太(2022年2月7日撮影)
峰竜太(2022年2月7日撮影)

その中で弟子の安河内将は、久々に練習で胸を借りて思いを強くした1人だ。「刺激になりました。レースから少し離れていたのに、ターンは変わらずすごくて。(一緒にターンをして)やられたり、やっつけたりと付いていけるようになったら、レースに余裕を持って臨めるようになっていました」。

“峰効果”は絶大。安河内は練習直後の13日最終日の芦屋で優出(3着)。レースは節間、目の覚めるような切れ味だった。


安河内将(2021年10月28日撮影)
安河内将(2021年10月28日撮影)

安河内は7月以降、B2級に陥落。それでも落ち込むどころか、巻き返してやろうという情熱を感じる。「竜太さんは目標ですね。師匠としてはあまりああしろ、こうしろみたいなことって言わないんですよ。背中で見せていくタイプ。だから本人も強くないといけないって、絶えず努力してるんだと。自分たちもしっかり付いていかないといけない気持ちになります」。

30日からのからつで、峰の走りはもちろん、安河内がどういう走りで師匠に意識の高さをアピールするのか注目したい。