ボート界の美女は犬に夢中! 女子ボートレーサーを紹介する「ビューティフル・ボートレース」は、加藤綾(33=三重)を取り上げる。学生時代は陸上に打ち込んだアクティブガールも、現在のプライベートはインドア派。中でも、愛犬「そら」との時間が、お気に入りだ。保護犬を引き取り、殺処分になる犬を減らしたいという心優しき美女の素顔に迫った。

陸上から転身するもインドア派の加藤綾
陸上から転身するもインドア派の加藤綾

 -ボートレーサーになったきっかけは

 加藤綾 子供のころから父親にボート場に連れて行ってもらっていました。でも、ボートレースは知っていても選手になりたいとは思っていなかったです。

 -心変わりはいつ

 加藤 高校2年の時です。テレビでSGのレースを見て、気持ちが変わりました。

 -どのあたりに興味を引かれた

 加藤 競り合って、バチバチやり合っているのがすごかった。

 -中学、高校と陸上部だった

 加藤 中学は100、200メートル、高校は400メートルをやっていました。特に高校の夏の合宿はきつかったです。持久力も瞬発力も必要なので練習漬けでした。

 -体を動かす仕事をしたかった

 加藤 医療事務なども考えたんですが…。結局はボートの道に進みました。

 -やまと学校は5回目の受験で合格

 加藤 私が受験したころは年齢制限があったので、5回目が最後のチャンスでした。今、思うと、あの時は合格できたことで満足していました(苦笑)。

 -選手になって良かったと思うことは

 加藤 自由があることです。他の職業は毎日、決まった時間に出勤しないといけないけど、選手はあっせんがない時は自由です。時間もあるので有効的に使えます。

6月に仲良し4人で台湾旅行へ。加藤綾(左上)、古川舞(左下)、藤崎小百合(右下)、西村美智子(右上)
6月に仲良し4人で台湾旅行へ。加藤綾(左上)、古川舞(左下)、藤崎小百合(右下)、西村美智子(右上)

 -最近、凝っていることは

 加藤 今年の5月下旬から、保護犬を引き取って飼っています。名前は「そら」。メスです。「そら」が、大きな音に驚いてはいけないと思い、今年の夏は花火大会も出掛けず、家で見ていました(笑い)。

 -「そら」はどんな性格ですか

 加藤 慎重で甘えん坊です。

 -ペットショップで購入するのではなく、なぜ、保護犬を

 加藤 犬が好きで少しでも役に立ちたいからです。本当はもう1匹、飼いたいけど、自分が仕事の時は、両親に世話してもらわないといけないので、我慢しています。

 -殺処分される犬を減らしたい

 加藤 犬を新しく飼う人の10人に1人が保護犬をもらってくれると、殺処分される犬が0になります。その事実を多くの人に知ってもらいたいです。

愛犬を抱きかかえて笑顔
愛犬を抱きかかえて笑顔

 -最後にボートレースの魅力とは

 加藤 私がテレビで見て選手になろうと思ったように、バチバチと競り合っているのが格好いいですね。

※次回は12月13日更新予定

 ◆加藤綾(かとう・あや)1983年(昭58)3月4日、三重県生まれ。95期生として、04年11月の津一般戦でデビュー。同年12月の多摩川タイトル戦で初勝利。昨年の獲得賞金は979万3000円。161センチ、48キロ。血液型A。