女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は、木村沙友希(32=静岡)を紹介する。愛称おさゆ。水面ではキュートなボートレーサーだが、選手紹介式では会場を大いに盛り上げるエンターテイナー。またある時はボート界きってのセクシーお姉さん。水面を離れれば社会貢献活動に熱心に取り組む心優しい一面も持ち合わせる。どれもが魅力いっぱい。誰からも愛される、おさゆの素顔をのぞいてみよう。
- ボート界のセクシークイーン木村沙友希
-ボートレーサーを目指したきっかけは
木村沙友希 中学生の時に両親の友人に浜名湖ボートへ連れていってもらったことです。レースが楽しそうで、わくわくしました。高校生の時にレーサーになるって決めました。試験には6回目で合格しました。
-レーサーになるにあたって取り組んだことは
木村 視力トレーニングと体力づくりです。スポーツクラブで泳いだり、エアロビクスをやったり。空手やキックボクシングもやりました。
-やまと学校(現・ボートレーサー養成所)での訓練生活の感想は
木村 その頃の私は、世の中の荒波にもまれたい願望があったので(笑い)。自分にとって厳しい環境が刺激的で、いろいろと経験させていただきました。
-実際にレーサーになってみてどうか
木村 レースも整備もペラ調整もやればやるほど奥の深さを感じます。正解がない分、面白さがだんだんと分かってきました。
- 旬の野菜が好き。中でもカリフラワーは大好物
-選手紹介式でのユニークなパフォーマンスはファンにも大好評
木村 人が喜ぶ姿を見るのがうれしくて。犬組(女子レーサーによるボートレース歌劇団)もそうでしたから。自分もテンションが上がるので、何かしらボートレースに生かせたらと思ってやっています。
-女子レーサーのセクシー担当と呼ばれている
木村 周りの女子レーサーやファンの皆さんがそう言ってくださるし、まんざらではないですよ。ボディーにはそこそこ自信がありますから(笑い)。
-大阪マラソンのチャリティーランナーなど、社会貢献活動にも熱心に取り組んでいる
木村 私にとって、とても大切なことです。プラスにしかならないですね。いろんな方と関わることで、人間として勉強をさせてもらってます。ボランティアや福祉に関する情報のチェックはよくやっています。
- 3歳のめいと沖縄でくつろぐ木村沙友希
-オフの過ごし方や趣味は
木村 飲みに行ったり、両親や3歳のめいと遊んだりしています。最近、はまっているのはゴルフです。レベルは底辺の底辺。ボートにたとえると、成績は数字ではなく漢字だらけ。完走すらできません(笑い)。
-最後にボートレースの魅力を
木村 私たちみたいな、かわいくて、きれいな女子がボートに乗り水面を走ってるというだけで面白そうだと思いませんか? ぜひ、興味を持ってレース場に見に来てください!
※次回は7月11日更新予定
◆木村沙友希(きむら・さゆき)1984年(昭59)7月14日、浜松市生まれ。浜松市立高校を卒業後、95期生として04年11月に津一般戦でデビュー。05年5月多摩川女子リーグで初勝利。昨年の獲得賞金は1027万9000円。153センチ、50キロ。血液型B。