女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は山下夏鈴（２２＝三重）を紹介します。新体操でインターハイ出場を果たしたことのあるスポーツ大好き女子。師匠でもある本部めぐみに憧れて、この世界に入ってきた山下が本音を語ります。

京都の祇園で着物を着る山下夏鈴

　－ボートレーサーになるきっかけは

　山下夏鈴　本部めぐみさんが優しくて大好きだからです。本部さんのお子さんと私の妹が同級生だったことから知り合いになりました。津での産休明けのレースを本場で見て、普段は優しいめぐみさんのかっこいい一面にひかれて、なりたいと思いました。

　－部活、運動経験は

　山下　小１から高３まで新体操をしていました。小学校ではバレーボール、中学校では陸上も掛け持ちしていました。新体操では、３年でインターハイに出場しました。

　－小さいころは、どんな子供だったか

　山下　小学生の時は男子とサッカーをしていました。足がけんしょう炎になるくらいまで（笑い）。球技が好きだったし、習い事でも体を動かしていました。

喫茶店で本部めぐみ（左）と

　－師匠は

　山下　本部めぐみさんと本部真吾さんです。レースだけでなく人として大切な部分を吸収させてもらっています。走っているレースを見ていただいて細かく教えてもらっています。

　－休みの日は何をして過ごす

　山下　練習に行くか、寝ているかです（笑い）。あと、５月に、おいが生まれたので溺愛していて、会いにいって遊んでいます。最近、引っ越しをしたので、部屋に飾る物を探すのが楽しいですね。

おいっ子（右）と

　－仲のいい選手

　山下　１２１期の同期です。頻繁には会わないけど大好きな仲間です。仕事で近くにいるとき、レースの前後泊の予定が被ったときは連絡を取って、ご飯に行きます。最近、碧南訓練の前に同期が三重に来てくれて、ゴルフをしました。

　－将来の目標は？

　山下　デビューしたころは、めぐみさんの優勝した女子王座（現レディースチャンピオン）の最年少記録を塗り替えたいと思っていたのですが、無理そうですね（笑い）。でも、女子王座を取れる選手になりたいです。

Ｔシャツの背中に「本部娘」

　－最後にボートレースの魅力とは

　山下　男女が一緒に戦えるところもすてきです。私自身、訓練のときから、ボートレースのエンジンの音が好きです。ぜひ、本場に来てもらって豪快な音と迫力あるレースを見てもらいたいです。自分でエンジンを引き出せて結果を残せるようになりたいですね。

※次回は１月１４日更新予定