みなさま、こんにちは。11月は各地で121期の新人レーサーがデビューします。ボートレーサーになるには、福岡・柳川市にあるボートレーサー養成所で1年間、基礎となる操縦や整備技術、公正かつ安全にレースを行うための法律なども勉強します。そして卒業試験に合格した者が無事デビューを迎えます。

デビュー戦を控え、ペラ調整を学ぶ久保原秀人選手
デビュー戦を控え、ペラ調整を学ぶ久保原秀人選手

 僕のデビュー当時を振り返ると、学校の成績は中間あたりでしたが、自信と希望に満ちあふれていました。デビュー前には地元桐生で練習させてもらい、先輩との力の違いや、覚えることの多さにびっくりしました。新人はボートの練習以外にもやらなければならないことが多くあります。例えばレース場での準備や宿舎の過ごし方、プロペラを調整する練習など列挙するときりがありません。特に雑用と思われがちな仕事でも、若手が行うことに重要な意味があります。レースをできることが当たり前ではなく、携わる人や物の大切さ、感謝の気持ちがより分かるようになります。

 僕は今度デビューした登録番号5006の久保原秀人君を教えることになりました。彼にも感謝の気持ちを忘れない、強いレーサーになってほしいと思います。久保原君のデビューは16日からの桐生です。僕もグランプリ出場へ、ラストスパートに入ります! 僕たちの応援をよろしくお願いします。(ボートレーサー)