みなさま、こんにちは。先日のSGボートレースメモリアル(大村)では、通算5回目となるSG優勝をすることができました。これで年末に住之江で行われるSGボートレースグランプリの出場が確実になってきました。いつも温かいご声援を頂けるおかげです。ありがとうございます。

7月に鈴鹿8耐で総監督を務めた「MotoMap S.W.A.T」のポスターを持つ毒島誠選手
7月に鈴鹿8耐で総監督を務めた「MotoMap S.W.A.T」のポスターを持つ毒島誠選手

僕がSGで勝てた1つの大きな要因、それは整備だったと思います。前検日にパワー不足を感じ、シリンダーケース、ピストン2個、ピストンリング4本を交換しました。これは「セット交換」と言って、エンジンの心臓部分です。大きなパーツで部品代も高く、選手の気持ちだけでは(部品は)換えられません。モーターを管理している整備長さんの許可が必要なので、過去の整備記録を元に、どうして交換したいかを話します。クランクシャフトなども一緒です。

セット交換で出足、行き足、伸びと、ひと通りが少しずつパワーアップしました。そして初日3R後のキャリアボデー交換で、僕の一番欲しいターン出口の押す力が強くなりました。ここからプロペラの調整に力を入れられ、好きな体感に仕上げられたと思います。

優勝戦では、仲のいいお菊さん(菊地孝平)の攻めには脱帽でしたが、最後は整備のおかげで勝つことができたと思います。次回は、もう少し整備について話したいと思います。(ボートレーサー)